さり【舎利】
⇒しゃり(舎利)
さ・り【然り】
[動ラ変]《副詞「さ」に動詞「あり」の付いた「さあり」の音変化》そうである。そのとおりである。そのようである。「おい、—・り、—・りとうなづきて」〈源・玉鬘〉
さ◦り
[連語]《副助詞「し」に動詞「あり」の付いた「しあり」の音変化》まさに…がある。まさに…である。「大君の命(みこと)に—◦れば父母を斎瓮(いはひへ)と置きて参(ま)ゐ出来にしを」〈万・四三九三〉
避(さ)り敢(あ)え◦ず
さけることができない。「梓弓はるの山辺を越え来れば道も—◦ず花ぞ散りける」〈古今・春下〉
さり‐がた・い【去り難い/避り難い】
[形][文]さりがた・し[ク] 1 離れられない。捨てきれない。「—・い思いにかられる」 2 避けられない。のがれにくい。「人間の儀式、いづれの事か—・からぬ」〈徒然・一一二〉 3 断りにくい。...
サリガン‐とう【サリガン島】
《Sarigan》太平洋西部、マリアナ諸島の島。サイパン島の北約150キロメートルに位置し、北マリアナ連邦に属する。急峻(きゅうしゅん)な崖に囲まれた無人島で、野生化したヤギにより裸地化が進んでいる。
さり‐きらい【去り嫌い】
1 連歌・俳諧のきまりの一。変化を求めるために、同季・同字・類似語・縁語などを続けたり、近くに詠みこんだりしないこと。→差し合い 2 好き嫌い。えりごのみ。「—がある食物をお気をつけられい」〈滑...
さり‐ぎわ【去り際】
去ろうとしている、ちょうどその時。「—に振り向く」
さり‐げ【然りげ】
[名・形動ナリ]《「さありげ」の音変化》そのようなようす。そのようなけはい。また、そのようであるさま。「おぼす事やある。御けしきにこそ—なれ」〈落窪・二〉
さりげ‐な・い【然りげ無い】
[形][文]さりげな・し[ク]何事もないように振る舞うさま。それらしいようすを感じさせない。なにげない。「—・い心づかい」 [補説]「さりげに」は「さりげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾...