ざ‐ざい【剉剤】
生薬を細かく刻んだ剤形。振り出し薬や煎(せん)じ薬として用いる。
ざ‐ざい【座剤/坐剤】
「座薬(ざやく)」に同じ。
ざざ‐むし【ざざ虫】
長野県で、トビケラ・カワゲラなどの水生昆虫の幼虫のこと。つくだ煮にする。《季 冬》「しばらくは没日の翳(かげ)の—採り/樵人」
ざざ‐めか・す
[動サ四] 1 ざわつかせる。ざわざわと音を立てる。「三枚皮威(をどし)の大荒目の鎧(よろひ)、草摺長(くさずりなが)に—・し」〈盛衰記・二〉 2 飾りたてる。「歩行(かち)で行くかたへも大駕籠...
ざざんざ
[副]松の梢(こずえ)に吹く風の音を表す語。江戸初期の歌謡で囃子詞(はやしことば)のように用いられた。ざんざ。さんざ。さんさ。さざんざ。「—、浜松の音は—」〈虎明狂・抜殻〉 [名]「ざざんざ...
ざざんざ‐ぶし【ざざんざ節】
慶長(1596〜1615)のころに流行した歌謡。祝いの宴でうたわれた。「ざざんざ、浜松の音はざざんざ」の歌詞が残る。