しい【弑】
[音]シイ(慣) シ(呉)(漢) 臣下が主君を、子が親を殺す。身分の下の者が上の者を殺す。「弑逆(しいぎゃく・しぎゃく)」
しい【尿】
《「しと」の音変化》小便をいう幼児語。しいしい。
しい【椎】
ブナ科のシイとよばれる常緑高木の総称。マテバシイ・スダジイ・ツブラジイなど。暖地に自生。葉は堅く楕円形で、表面はつやがあり、裏面に褐色毛をもつ。初夏に開花。実はどんぐりになり、食用。しいがし。し...
しい【癈】
からだの器官が働きを失うこと。また、その人。「松反(まつがへ)り—にてあれかもさ山田の翁(をぢ)がその日に求めあはずけむ」〈万・四〇一四〉
し‐い【尸位】
《昔、中国で祖先を祭るとき、人が仮に神の位についたところから》大した才能や徳もないのにむなしく地位に就いていること。「もし諫(いさ)むべきを見て諫めざる、これを—と謂ふ」〈太平記・五〉
し‐い【四夷】
1 古代中国で、自国を中華というのに対し、四方の異民族をさしていう語。東夷・西戎(せいじゅう)・南蛮・北狄(ほくてき)の総称。 2 四方の服従しない民。「武を以ては—の乱を定(しづ)む」〈平治・上〉
し‐い【四位】
第四等の位階。正四位・従四位の称。
し‐い【四囲】
1 四方から取り囲むこと。 2 まわり。周囲。「—の情勢」
し‐い【四維】
1 天地の四つの隅。乾(いぬい)(北西)・坤(ひつじさる)(南西)・巽(たつみ)(南東)・艮(うしとら)(北東)の四つの方角。しゆい。「—の陣」「—国界の数里をしるす」〈奥の細道〉 2 《「管子...
し‐い【私意】
1 自分一人の考え・意見。私見。 2 自分だけの利益を考える心。私心。「提言に—はない」