《昔、中国で祖先を祭るとき、人が仮に神の位についたところから》大した才能や徳もないのにむなしく地位に就いていること。

「もし諫 (いさ) むべきを見て諫めざる、これを―と謂ふ」〈太平記・五〉

  1. 古代中国で、自国を中華というのに対し、四方の異民族をさしていう語。東夷西戎 (せいじゅう) 南蛮北狄 (ほくてき) の総称。

  1. 四方の服従しない民。

    1. 「武を以ては―の乱を定 (しづ) む」〈平治・上〉

第四等の位階。正四位・従四位の称。

  1. 四方から取り囲むこと。

  1. まわり。周囲。「四囲の情勢」

  1. 天地の四つの隅。乾 (いぬい) (北西)・坤 (ひつじさる) (南西)・巽 (たつみ) (南東)・艮 (うしとら) (北東)の四つの方角。しゆい。「四維の陣」

    1. 「―国界の数里をしるす」〈奥の細道

  1. 《「管子」牧民から》国家を維持するのに必要な四つの大綱。礼・義・廉・恥の四つの道徳。

《「しと」の音変化》小便をいう幼児語。しいしい。

  1. 自分一人の考え・意見。私見。

  1. 自分だけの利益を考える心。私心。「提言に私意はない」

[名](スル)
  1. 考えること。思考。「思惟の方法」「心中思惟」

    1. 「貧乏を根治するの策は、一に貧民の所得を増加するにあるがごとく―す」〈河上肇貧乏物語

  1. 哲学で、感覚・知覚と異なる知的精神作用。→思考

  1. しゆい(思惟)1

自分の思うままに振る舞う心。気ままな考え。「選択は恣意に任せる」「恣意的判断」

ブナ科のシイとよばれる常緑高木の総称。暖地に自生。葉は堅く楕円形で、表面はつやがあり、裏面に褐色毛をもつ。初夏に開花。実はどんぐりになり、食用。しいがし。しいのき。 実=秋 花=夏》「丸盆の―にむかしの音聞かむ/蕪村

詩に込めた作者の意図。詩の意味。

からだの器官が働きを失うこと。また、その人。

「松反 (まつがへ) り―にてあれかもさ山田の翁 (をぢ) がその日に求めあはずけむ」〈・四〇一四〉

[感]

  1. 静粛にするようにと人を制止するときに発する声。しっ。「しい、静かに」

  1. 動物などを追うときに発する声。しっ。「しい、あっちへ行け」

  1. あざ笑ったりするときに発する声。ふん。

    1. 「…とよみたりければ、―と笑ひけるなり」〈古活字本平治・下〉

[接尾]《形容詞型活用[文]し(シク活)》名詞、動詞の未然形、畳語などに付いて形容詞をつくる。そういうようすである、そう感じられるという意を表す。「おとな―・い」「喜ば―・い」「毒々―・い」

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出典:青空文庫