あり・ふ【在り経】
[動ハ下二]生きて年月を送る。ある状態で月日を過ごす。「ことさわがしき心地して—・ふる中に」〈かげろふ・中〉
ある‐かぎり【有る限り】
[連語] 1 あるだけ全部。ありったけ。「—の力を出しきる」 2 その場にいる人のすべて。全員。「走り打ちて逃ぐれば、—笑ふ」〈枕・三〉 3 生きている間。「女親といふ人、—はありけるを」〈かげ...
アルバート‐どおり【アルバート通り】
《Ulitsa Arbat/Улица Арбат》ロシア連邦の首都モスクワの中心部、クレムリンの西側にある通り。全長約1キロメートル。15世紀以前から続くモスクワ有数の古い街路の一つで、現在は...
ある‐べか・し【有るべかし】
[形シク]《動詞「あり」の連体形に推量の助動詞「べし」が付いたものの形容詞化》そのようであるのがふさわしい。それ相応のさまだ。理想的だ。「御厨子所など—・しき事どもを」〈源・手習〉
有(あ)るわ有(あ)るわ
《「わ」は終助詞》驚くほどたくさんあるさま。「誤字脱字が—、直しきれない」
あれ‐しき【彼式】
[名]あのやり方。「—では人がついていかない」
[連語]《「しき」は副助詞》たかがあの程度。ほんのあれくらい。あれっぽっち。「—のことで音(ね)を上げるな」
あわ・い【淡い】
[形][文]あは・し[ク] 1 色や味などが際立たず、薄い。「—・い水色」「—・い味付け」⇔濃い。 2 形や光などがぼんやりしている。かすかである。「—・く雲がかかる」「—・い冬の日差し」 3 ...
あわい【間】
1 物と物とのあいだ。「色白の細面、眉(まゆ)の—やや蹙(せま)りて」〈蘆花・不如帰〉 2 事と事との時間的なあいだ。「朝の供事(くじ)と夕供事との—に」〈言国卿記・文明十三年〉 3 人と人との...
あわただし・い【慌ただしい】
[形][文]あわただ・し[シク]《近世初期までは「あわたたし」》 1 物事をしようとしてしきりにせきたてられるさま。落ち着かなくせわしいさま。「—・い年の瀬」 2 状況の移り変わりが急で、一定し...
あわの‐ぜん【粟野膳】
茨城県粟野産の折敷膳(おしきぜん)。かんな目が現れるように漆を薄黄色に塗ってある。水戸折敷(みとおしき)。