舌(した)を吐(は)・く
非常にあきれる。「—・いて罵(ののし)りつ」〈魯庵・社会百面相〉
舌(した)を翻(ひるがえ)・す
ひどく驚く。「兵皆—・して、誠に大王の御言の如しと感じける」〈太平記・二八〉
舌(した)を振(ふ)・る
非常に驚き恐れる。舌を振るう。「—・ってぞ威(を)ぢ合ひける」〈盛衰記・五〉
舌(した)を振(ふ)る・う
1 盛んにしゃべる。雄弁を振るう。「壇上で—・って力説する」 2 「舌を振る」に同じ。「この為体(ていたらく)に—・ひ、慌しく船を返して」〈読・弓張月・後〉
舌(した)を巻(ま)・く
あまりにもすぐれていて、ひどく驚く。感嘆する。「妙技に—・く」
し‐たん【四端】
《「孟子」公孫丑上から》人が生まれながらに持っている、仁・義・礼・智の芽生えともいうべき四つの心。すなわち、惻隠(そくいん)の情、悪を憎む心、謙譲の心、物事の是非を見きわめる心の四つをいう。
し‐たん【紫檀】
マメ科の常緑小高木。葉は卵形の小葉3〜5枚からなる羽状複葉。淡黄色の花を多数つける。材は周辺部が白、中心部が黒紅紫色で、木目(もくめ)が美しく堅いことから家具材として重用される。インド南部の原産。
したん‐かい【試胆会】
度胸だめしの催し。きもだめし。
したん‐とう【四炭糖】
⇒テトロース
したん‐ぬり【紫檀塗(り)】
紫檀の木目に似せた漆塗り。