がん‐がり
[副] 1 すきまがあるさま。「—としたわら葺(ぶ)きも」〈浄・行平磯馴松〉 2 薄明るいさま。ほのぼの。「夜ははや—と明けにけり」〈仮・東海道名所記・六〉
き‐こう【気孔】
維管束植物の表皮の、孔辺細胞およびその間にある小孔。狭義には、すきまだけをいう。光合成・呼吸・蒸散などの際に空気や水蒸気の通路となる。陸生植物では葉の裏面に多い。
きしり
[副] 1 物がきしんで鳴る音を表す語。「棚板が—と音を立てる」 2 すきまなく詰まるさま。ぴったり。きっちり。「鬂先(びんさき)のみ—ととりまはしたるを」〈色道大鏡・二〉
きちり
[副] 1 すきまやずれのないさま。きっちり。「—と合った蓋(ふた)」 2 整っていて、乱れのないさま。きちんと。「実に—と片付いていた」〈漱石・こゝろ〉
きちん‐と
[副](スル) 1 よく整っていて、乱れたところのないさま。「洋服を—着る」「部屋が—している」 2 正確な、また規則正しいさま。「集会時間に—集まる」「家賃を—払う」 3 すきまや過不足のない...
きっちり
[副](スル) 1 すきまやずれがないさま。ぴったり。「ふたを—(と)閉める」「答えが—(と)合う」 2 時間や数量に端数がないさま。きっかり。「—三時に着く」「一万円—」 3 物事を確実に行う...
きびし・い【厳しい/酷しい】
[形][文]きび・し[シク] 1 厳格で少しのゆるみも許さないさま。厳重である。「—・いしつけを受ける」「—・く取り締まる」「練習が—・い」 2 いいかげんな対処が許されないさま。困難が多くて、...
きょう‐まく【胸膜】
肺を二重に包む膜。肺の外側表面と胸郭の内面を覆っている。そのすきまを胸膜腔といい、少量の胸水があって摩擦をやわらげている。肋膜(ろくまく)。
きん【釁】
物事のすきま。すき。また、仲たがい。「互に一方の—を撃(うち)て双方の真面目を顕(あらわ)し得ざることあり」〈福沢・文明論之概略〉
きん‐げき【釁隙】
1 すきま。ひま。 2 不和。仲たがい。「此二党強大になるに及びて互いに—生ぜしかど」〈田口・日本開化小史〉