すまし【澄まし/清まし】
1 気どったようすをすること。おすまし。「—顔」 2 「澄まし汁」の略。 3 酒の席で、杯をすすぐ器。また、それに入れた水。 4 かつら・衣服などを洗い清めること。「御—の事などせさせ奉り給へ」...
すまし‐がお【澄まし顔】
[名・形動]いかにも気取っている顔。とりすましている顔。また、そのさま。「写真撮影で—になる」
すまし‐じる【澄まし汁】
醤油と塩でだし汁に味つけした透明な吸い物。おすまし。
すまし‐め【清まし女】
宮中で器具を洗ったり、お湯殿のことなどを勤めたりした下級の女官。
すまし‐や【澄まし屋】
いつも気どってまじめそうな顔つきをしている人。とりすましている人。
すまじきものは宮仕(みやづか)え
他人に仕えることはいろいろと苦労があるから、なるべくやらないほうがよいということ。
すま・す【済ます】
[動サ五(四)]《「澄ます」と同語源》 1 なすべき物事を全部してしまう。「食事を—・す」「支払いを—・す」「引き継ぎを—・す」 2 借りた金などをすっかり返す。返済する。「借金を—・す」 3 ...
すま・す【澄ます/清ます】
[動サ五(四)] 1 液体の、にごり・よごれなどの不純物を除いて透き通った状態にする。「汲み置いて井戸水を—・す」 2 気持ちを落ち着かせて雑念のない状態にする。「座禅を組んで心を—・す」 3 ...
すま・せる【済ませる】
[動サ下一]「済ます」に同じ。「食事を急いで—・せる」
す‐また
調子はずれ。また、的はずれ。見当ちがい。「三味線つぼも—の弾き語り」〈浄・歌祭文〉