たくみ‐りょう【内匠寮】
1 令外(りょうげ)の官。中務(なかつかさ)省に属し、宮中の器物・造営、殿舎の装飾をつかさどった役所。うちのたくみのつかさ。たくみづかさ。 2 宮内省の部局の一。庭園・土木・建築に関することを管掌。
たく・む【巧む/工む】
[動マ五(四)] 1 いろいろと工夫する。技巧や趣向を凝らす。「—・まざる効果」「矢張見た眼は恋人同士の道行と映ずるように—・まれている」〈谷崎・吉野葛〉 2 策略をめぐらす。「悪事を—・む」
たくむ‐しょう【拓務省】
旧内閣各省の一。日本の植民地行政を統轄した中央官庁。昭和4年(1929)に設置され、昭和17年(1942)、大東亜省の設置に伴い廃止された。
たく‐も【焚く藻】
塩をとるために海藻を焼くこと。また、その海藻。「降る雪に—の煙かき絶えてさびしくもあるかしほがまの浦」〈新古今・冬〉
たく‐よう【托葉】
葉柄またはその基部につく葉状片。ふつう一対ある。双子葉植物に多くみられ、葉が生長すると落ちるものが多い。
たく‐よう【擢用】
⇒てきよう(擢用)
たく‐らく【卓犖】
[名・形動]すぐれて他からぬきんでていること。また、そのさま。「豪邁—にして、…益々家学を弘む」〈田口・日本開化小史〉 「宝祚の護持を致す事、諸寺に—せり」〈太平記・一五〉 [ト・タル][文...
たく‐らく【拓落】
落ちぶれること。不遇なこと。「—失路」
たくらく‐しつろ【拓落失路】
落ちぶれて失意の底にあること。また、しりぞけられて出世の道を失うこと。「意気相投じた達雄は、もはや—の人となった」〈藤村・家〉
たくらだ【田蔵田】
ジャコウジカに似た獣で、ジャコウジカを狩るとき、飛び出してきて殺されるという。転じて、自分に無関係なことで死んだり傷ついたりするもの。愚かもの。まぬけ。「さてもさても、これほどの—は、なしと思ひ...