のとう・ぶ【宣ぶ/曰ぶ】
[動バ四]《動詞「の(宣)る」に「とう(賜)ぶ」の付いた「のりとうぶ」の音変化。一説に、「のたまう」「のたぶ」の音変化とも》 1 「言う」の尊敬語。「のたまう」に比べ、敬意は低い。おっしゃる。「...
とう・ぶ【賜ぶ/給ぶ/食ぶ】
《「たまう」あるいは「たぶ」の音変化で、主として平安時代に用いた》 [動バ四] 1 「与える」「授ける」の意の尊敬語。上の人から下の人へ与える。お与えになる。くださる。「たまう」よりも与える相...
たま‐さか【偶さか/適さか】
[副](「に」を伴っても用いる) 1 思いがけないさま。偶然であるさま。たまたま。「—めぐりあった好機」「—に旧友と出会う」「—の来客」 2 機会が数少ないさま。まれに。たまに。「—郷里に帰る...
あら‐たま【粗玉/新玉/荒玉/璞】
1 掘り出したままで、まだ磨いていない玉。 2 その真価や完成された姿をまだ発揮していないが、素質のある人。「爺いさんの記憶にあるお玉の姿は、まだ—の儘(まま)であった」〈鴎外・雁〉 3 (新玉...
クタマク【Koutammakou】
アフリカ西部、トーゴの北部に広がるバタマリバ人の居住地域。タキエンタと呼ばれる泥で造られた塔状の家屋が立ち並ぶ。2004年「クタマク、バタマリバ人の土地」の名で世界遺産(文化遺産)に登録された。
たて‐ぎょく【建(て)玉】
株式の信用取引や商品の先物取引で、売買約定をしたまままだ未決済のもの。買ったままで未決済の状態を買建玉、売ったままで未決済の状態を売建玉という。ポジション。
こ【固】
[音]コ(漢) [訓]かためる かたまる かたい もとより [学習漢字]4年 1 がっちりかたまって動かない。かたい。かたまる。「固形・固体・固定/強固・凝固・堅固(けんご)」 2 あくまでも。...
いたたまら◦ない【居た堪らない】
[連語]《「い(居)」に連語「たま(堪)らない」が付いた「いたまらない」から変化したもの》いたたまれない。「私は妙に—◦ない気持になって来た」〈志賀・暗夜行路〉
いたまし・い【痛ましい/傷ましい】
[形][文]いたま・し[シク]《動詞「いた(痛)む」の形容詞化》 1 目をそむけたくなるほど悲惨である。痛々しい。「—・い交通事故」「—・い姿」 2 迷惑である。「声をかしくて拍子とり、—・しう...
たま‐ばち【癭蜂】
膜翅(まくし)目タマバチ科のハチの総称。小形で、多くは黒色か褐色。幼虫は植物に寄生し、虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)をつくる。クリタマバチ・クヌギタマバチなど。ふしばち。