かとう‐せい【可撓性】
物質が外力によって、しなやかにたわむ性質。たわみ性。撓性(とうせい)。
お‐なぐさみ【御慰み】
その場の楽しみ。お楽しみ。座興。たわむれや皮肉の気持ちを込めていう。「ほんの—に歌いましょう」「うまくできたら—」
ぎ‐ごう【戯号】
たわむれにつける筆名。また、戯作者(げさくしゃ)・狂歌師などの雅号。げごう。
あだ‐ごと【徒事】
1 真心のこもらないその場かぎりのこと。たわむれごと。「はかなき—をも、まことの大事をも」〈源・帚木〉 2 無意味なこと。むだなこと。「さればとて勧むる薬剤(くすり)に、功能なくは—なり」〈読・...
おお・る【撓る】
[動ラ四]花や葉の重みで枝がしなう。たわむほどに茂る。「巌(いはほ)には花咲き—・り」〈万・一〇五〇〉
ぎ‐げん【戯言】
たわむれにいう言葉。冗談。
ぎ‐しょう【戯笑】
ふざけて笑うこと。たわむれ笑うこと。「稗官(はいかん)小説は、人の—に供し」〈中村訳・西国立志編〉
たお・む【撓む】
[動マ四]曲がる。傾く。たわむ。「花が咲いては—・うだ枝に実がなる」〈田植草紙〉 [動マ下二]曲げる。傾ける。「稲の柱をおし—・めねば扱(こ)かれぬ」〈田植草紙〉
さき‐おお・る【咲き撓る】
[動ラ四]枝もたわむほどに咲く。今を盛りと咲く。「春されば花—・り秋さればもみぢ葉にほひ」〈万・三九〇七〉
くっ‐とう【屈撓】
[名](スル)かがみたわむこと。また、屈服すること。「百難を犯すも、—することを知らざる、勁剛(けいごう)の天性」〈竜渓・経国美談〉