さる‐から【然るから】
[接]そうだから。それゆえに。「—兄長(このかみ)何故(なにゆゑ)この国に足をとどむべき」〈読・雨月・菊花の約〉
され‐ば【然れば】
《動詞「さ(然)り」の已然形+接続助詞「ば」から》 [接] 1 前述の事柄の当然の結果として起こることを表す。そんなわけで。そうであるから。だから。「—賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由て...
されば‐こそ【然ればこそ】
[連語] 1 そうだからこそ。それだから。「—あのとき注意したのだ」 2 予想が的中したときに用いる語。案の定。やっぱり。「—、行綱はまことを言ひけり」〈平家・二〉
しお‐まち【潮待ち】
1 船の航行に適した潮を待つこと。 2 よい時機・機会を待つこと。「うら茶屋ばいりの—もたいぎだから」〈魯文・安愚楽鍋〉
然(しか)あれば
そうであるから。そうだから。「—賢き輩はつひに賢き事もなし」〈宇治拾遺・一五〉
しかれ‐ば【然れば】
[接] 1 そうであるから。だから。「賽銭(さいせん)は一厘銭のみ。それだに奉加(ほうが)するはいと稀なり…。—蟻(むれ)集る老若男女も、みな信心家にあらざるにや」〈逍遥・当世書生気質〉 2 話...
し‐がく【仕覚】
[名](スル) 1 才覚。くふう。やりくり。「京へまた出て生活(くら)すように—しよう」〈露伴・椀久物語〉 2 たくわえ。用意。「三年越しの長煩ひだから—がねえと思ひなせえ」〈滑・浮世風呂・二〉
した‐が
[接]《サ変動詞「す」の連用形に完了の助動詞「た」と接続助詞「が」の付いたものから。そうしたが、の意から》前文の内容を受けて、それに反するような事柄を述べるときに用いる。だが。けれども。「いやあ...
したがっ‐て【従って】
[接]《動詞「したがう」の連用形+接続助詞「て」から》前の条件によって順当にあとの事柄が起こることを表す。だから。それゆえ。「この品は手作りだ。—値が高い」
しだい‐がら【次第柄】
事の成り行き。仕儀。「斯う斯う云う—だから」〈福沢・福翁自伝〉