あしだ‐しゅうせい【芦田修正】
昭和21年(1946)年8月、憲法改正草案を審議する日本政府憲法改正小委員会において、委員長の芦田均が第9条2項の冒頭に「前項の目的を達するため」という文言を挿入する修正を行ったことをさす。→日...
葦(あし)をふくむ雁(かり)
海を渡って遠くへ飛ぶとき、海上で羽を休めるために、枯れ葦を口にくわえていくという雁。→雁風呂(がんぶろ)
あじ‐かん【阿字観】
仏語。密教で、阿字に自己を含めて一切の事象をおさめ、一切がそれ自体において本来、生滅がないという理を観ずる瞑想法。
あじ‐ほんぷしょう【阿字本不生】
仏語。密教の根本思想の一。一切諸法の本源が不生不滅である、すなわち空(くう)であることを、阿字が象徴しているという考え。
アスコーナ【Ascona】
スイス南部、ティチーノ州の町。マッジョーレ湖の北岸に面する観光保養地。旧市街にはイタリアの影響を色濃く残す歴史的建造物が多い。1920年代から30年代には、各国から芸術家が集まり「大熊」という芸...
あすなろ【翌檜】
ヒノキ科の常緑高木。日本特産。山地に生え、高さ10〜30メートル。樹皮は灰褐色で縦に裂け、葉はうろこ状。5月ごろ、青色で楕円形の雄花と鱗片(りんぺん)に覆われた雌花とをつける。材は建築・土木・船...
明日(あす)の事(こと)を言(い)えば鬼(おに)が笑(わら)う
未来のことは前もって知ることはできないというたとえ。気の早いことを言うな、とからかいの気持ちを含めていう。
明日(あす)の百(ひゃく)より今日(きょう)の五十(ごじゅう)
あてにならないものに期待するより、たとえ少なくても確実なものの方がよいということ。末の百両より今の五十両。聞いた百文より見た一文。
明日(あす)は我(わ)が身(み)
よくないことが、いつ自分自身にふりかかってくるかわからないということ。
アスペリティー‐モデル【asperity model】
プレート境界地震の発生モデルの一つ。海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む際、通常は強く固着しているアスペリティーが、剝がれて滑るときに地震が発生するというモデル。従来は境界面に多数存在するア...