とき‐の‐たいこ【時の太鼓】
時刻を知らせるために打ち鳴らす太鼓。ときだいこ。
ときのたびびと【時空の旅人】
眉村卓のSF冒険小説。「とらえられたスクールバス」のタイトルで、昭和56年(1981)から昭和58年(1983)にかけて前中後編の3冊を刊行。昭和61年(1986)のアニメ映画の公開に伴い改題された。
時(とき)の代官(だいかん)、日(ひ)の奉行(ぶぎょう)
世の中をうまく渡っていくには、その時々の権勢ある者に従っているのがよいということのたとえ。
とき‐の‐ちょうし【時の調子】
雅楽で、その季節にふさわしい音楽の調子。春は双調、夏は黄鐘(おうしき)調、秋は平調、冬は盤渉(ばんしき)調などとされている。
とき‐の‐はな【時の花】
その時節に咲く花。その時節にふさわしい花。「—いやめづらしもかくしこそ見(め)し明(あき)らめめ秋立つごとに」〈万・四四八五〉
時(とき)の花(はな)をかざ・す
時節の花を挿頭(かざし)にすることから、時勢にあって繁栄する。
とき‐の‐ひと【時の人】
1 世間で話題になっている人。「—としてマスコミに取り上げられる」 2 時を得て栄えている人。時めいている人。「—ぞや。心いと善しとて、いとらうらうたくし給ふ」〈宇津保・国譲上〉 3 そのころの...
とき‐の‐ふだ【時の簡】
平安時代、宮中の清涼殿の殿上(てんじょう)の間(ま)の小庭に立てて、時刻を示した札。時刻ごとに雑事に当たる内豎(ないじゅ)が立て替えた。
とき‐の‐ま【時の間】
ほんの少しのあいだ。つかのま。「—の出会い」
とき‐の‐もの【時の物】
その時節にふさわしい物。「—を食卓にのせる」