ない‐いん【内印】
天皇の印。方3寸(約9センチ)で、「天皇御璽」の4字を印文とし、少納言が管理して、五位以上の位記、および諸国に下す公文書などに用いた。→外印(げいん)
ない‐いん【内因】
1 それ自体に内在する原因。そのものの内部にある原因。⇔外因。 2 病気の原因となる、生体側の素地。免疫や抵抗力の低下、遺伝、特異体質など。
ない‐いん【内院】
1 伊勢神宮の斎宮寮の三院の一。斎王の常の御座所。また、神宮の祭神を祭る神殿および付属の社殿のある区域。 2 寺院の敷地の奥の方にある建物。 3 仏語。兜率天(とそつてん)の内にあり、弥勒菩薩(...
ないいん‐し【内因死】
病気による死亡。特に、突然死の原因が心疾患や脳疾患など内臓の不調によるもの。⇔外因死。 [補説]自然死を含んでいうこともある。
ないいんせい‐カンナビノイド【内因性カンナビノイド】
生体内で作られる、マリファナに似た作用と構造をもつ物質の総称。神経細胞間のシナプス伝達の強さを抑制するはたらきがある。主なものとして、アナンダミドと2-アラキドノイルグリセロール(2-AG)があ...
ない‐え【内衣】
1 三衣(さんえ)の一、安陀会(あんだえ)のこと。五条衣。 2 腰にまとう裙子(くんす)のこと。
ない‐え【内衛】
律令時代の六衛府のうち、左右の近衛府(このえふ)のこと。⇔外衛(げえ)。
ない‐えつ【内謁】
[名](スル)内々で謁見すること。「—して指示を仰ぐ」
ない‐えつ【内閲】
[名](スル)書類などを非公式に閲覧・検閲すること。「答申書を—する」
ない‐えん【内炎/内焔】
ブンゼンバーナーなどの炎の内部の、光の強い部分。一酸化炭素・水素を含み、不完全燃焼していて還元性が強い。還元炎。⇔外炎。