なにと‐かは【何とかは】
[連語] 1 疑問を表す。どのように…か。「君なくて岩のかけ道絶えしより松の雪をも—見る」〈源・椎本〉 2 反語の意を表す。どうして…か。「つれなき人の御心をば—見奉りとがめむ」〈源・初音〉
なにげ‐に【何気に】
[副]《「なにげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》俗に、はっきりした考えや意図がなくて行動するさま。「—時計を見たら3時ちょうどだった」 [補説]初出の時期は不...
ななよ‐まち【七夜待ち】
神仏に七夜続けて参り祈願すること。「諸神に祈誓の—をけだいなく」〈浮・新可笑記・二〉
なに【何】
[代]不定称の指示代名詞。はっきりしない事物について問う語。また、事物・人などをぼかしてさす語。「おやつには—をあげようか」「おい、例の—を持ってきてくれ」「—は来ねえか。蜂の野郎は」〈滑・浮...
なに‐くれ【何くれ】
[副]あれやこれや。いろいろ。何くれとなく。「居りさえすれば、—と款待(もて)なして呉れた」〈漱石・坊っちゃん〉 [代]不定称の指示代名詞。不特定多数の人や事物を漠然とさす。なになに。「—の...
なにげ‐な・い【何気無い】
[形][文]なにげな・し[ク]はっきりした考えや意図がなくて行動するさま。また、そのように見えるさま。さりげない。「—・いふうを装う」「—・く近づく」 [補説]「何気に」は「何気ない」の「ない」...
薺(なずな)打(う)・つ
正月6日の晩から7日の暁にかけ、七草粥(ななくさがゆ)に入れる菜をまな板にのせ、囃子詞(はやしことば)を唱えながら、たたき刻む。七草打つ。薺はやす。《季 新年》「—・つ妻は醍醐(だいご)の里育ち...
な・す【鳴す】
[動サ四]音をたてる。鳴らす。「時守の打ち—・す鼓数(よ)みみれば時にはなりぬ逢はなくも怪し」〈万・二六四一〉
なぬか‐しょうがつ【七日正月】
正月7日の祝い。七種(ななくさ)の節句。《季 新年》
なく‐もがな【無くもがな】
[連語]《「もがな」は願望の意を表す助詞》ないほうがよい。なくてもよい。「—のせりふ」