いわ‐やま【岩山】
岩の多い山。岩ばかりの山。
いれ‐たて【入れ立て】
1 新しくいれたばかりであること。「—のお茶」 2 自分で費用を負担すること。自前。自弁。「仕着せのほかは身の—との定めなり」〈浄・百日曽我〉
う・い【憂い】
[形][文]う・し[ク] 1 自分の思うようにならないで、つらい。苦しい。「—・いも辛(つら)いも食(く)うての上」 2 ある状態をいとわしく、不愉快に思うさま。わずらわしい。気が進まない。「古...
いる【率る/将る】
[動ワ上一] 1 人を連れて行く。ひきいる。「従者(ともびと)としてゐて往きき」〈記・上〉 2 物を身に携えて行く。「内侍所、神璽(しんじ)、宝剣ばかりをぞ、忍びてゐて渡させ給ふ」〈増鏡・むら時雨〉
いん‐じゅん【因循】
[名・形動](スル) 1 古い習慣や方法などに従うばかりで、それを一向に改めようとしないこと。また、そのさま。「—な財産家であろうと思うて軽蔑したのは」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 2 思い切りが悪く...
うい‐だち【初立ち】
1 幼児や鳥のひなが、初めて歩いたり飛んだりすること。「夏ばかり—すなるほととぎす巣には帰らぬ年はあらじな」〈宇津保・祭の使〉 2 久しぶりに外出すること。「内裏などにもあまり久しう参り侍らねば...
うご‐つ・く【驟く】
[動カ四]《「うこづく」とも》動き揺れる。うごめく。「小升(こます)、横槌を枕として、目ばかり—・き」〈浮・二十不孝・五〉
うき‐よ【浮(き)世/憂き世】
1 《もとは「憂き世」の意》仏教的厭世観から、いとうべき現世。つらいことの多い世の中。無常のこの世。「—をはかなむ」「散ればこそいとど桜はめでたけれ—になにか久しかるべき」〈伊勢・八二〉 2 死...
浮世(うきよ)は牛(うし)の小車(おぐるま)
《「牛」に「憂し」を掛けて》この世はつらく苦しいことばかりがめぐってくるということのたとえ。
うき‐げ【浮(き)毛】
髪の毛をまとめた際などに、表面に飛び出している細く短い毛。生えてきたばかりの毛や、傷んで途中で切れてしまった毛が、目立って見えるもの。あほ毛。