ごひみつ‐ほう【五秘密法】
仏語。密教で、金剛薩埵(こんごうさった)とその別徳を表す欲金剛・触金剛・愛金剛・慢金剛との五金剛菩薩の曼荼羅(まんだら)を本尊として、滅罪生善のためにする修法。
し‐はらみつ【四波羅蜜】
仏語。涅槃(ねはん)に備わる四つの徳。常・楽・我・浄、すなわち、永遠であること、安穏であること、主体的であること、清浄であること。
金剛界曼荼羅(まんだら)で、大日如来に近侍している四人の女...
し‐ぼさつ【四菩薩】
人間界に最も縁の深い四菩薩。観音(かんのん)・弥勒(みろく)・普賢(ふげん)・文殊(もんじゅ)。
「法華経」涌出品(ゆしゅつぼん)に説く、末世に現れて法華経を世に広める役割をもつ四菩薩。上行...
し‐まん【四曼】
「四種曼荼羅(ししゅまんだら)」の略。
し‐もん【四門】
1 東西南北の四方の門。すべての門。 2 内裏で、東西南北の四方にあった建春門・宜秋(ぎしゅう)門・建礼門・朔平門の総称。 3 仏語。 ㋐密教の曼荼羅(まんだら)の四方に配された門。東の発心門、...
しょう‐とう【正当】
[名・形動] 1 道理にかなっていること。また、そのさま。せいとう。「—にも—にも百まんだら頼みによこして貰って行った嫁の親」〈一葉・十三夜〉 2 正直でまじめなこと。実直。信実。「お前はちいさ...
ジャヤビジャヤ‐さんみゃく【ジャヤビジャヤ山脈】
《Pegunungan Jayawijaya》インドネシア東端、イリアンジャヤ(ニューギニア島西部)にある山脈。同地方を東西に貫くマオケ山脈の一部。トリコラ山(標高4750メートル)、マンダラ山...
じゅうじゅうしんろん【十住心論】
平安時代の仏教書。10巻。空海著。天長7年(830)成立と推定される。「大日経」住心品の思想に基づいて、真言行者の住心(菩提心(ぼだいしん))の展開を10の段階に整理し、諸案批判とともに真言宗の...
じょうど‐へんそう【浄土変相】
浄土における仏や荘厳のさまを描いた図絵。浄土変ともいい、阿弥陀浄土変・弥勒(みろく)浄土変・霊山浄土変などがある。浄土曼荼羅(まんだら)。
すいじゃく‐が【垂迹画】
本地垂迹説に基づく絵画。春日曼荼羅(かすがまんだら)・熊野曼荼羅など、垂迹曼荼羅と称されるものが多い。