やまざくら‐ど【山桜戸】
1 ヤマザクラの木で作った戸。「あしひきの—を開け置きて我(あ)が待つ君を誰(たれ)か留むる」〈万・二六一七〉 2 ヤマザクラの咲いている所。桜の多く植えてある山家(やまが)。「名もしるし峰の嵐...
やまざくらのうた【山桜の歌】
若山牧水の第14歌集。大正12年(1923)刊行。
やま‐ざと【山里】
1 山間の村落。山村。 2 山村にある別荘。山荘。「宇治といふ所に、よしある—持(も)給へりけるに」〈源・橋姫〉 3 山奥の家。山家(やまが)。「—は秋こそことにわびしけれ鹿の鳴く音に目を覚まし...
やまざと‐びと【山里人】
山里に住む人。やまびと。「かの—は、らうたげにあてなる方の劣り聞こゆまじきぞかし」〈源・総角〉
やまざと・ぶ【山里ぶ】
[動バ上二]《「ぶ」は接尾語》山里のようである。田舎じみる。「—・びたる網代(あじろ)屏風などの、ことさらに事そぎて」〈源・椎本〉
やま‐ざる【山猿】
1 山にすんでいる野生の猿。野猿(やえん)。 2 山に住む人や田舎者を、礼儀作法を知らない者としてあざけっていう語。