ゆず‐ゆ【柚湯】
1 冬至の日、ユズの実を入れて沸かす風呂。ひび・あかぎれを治し、また、風邪の予防になるという。冬至湯。《季 冬》「—すや創(きず)を加へし胸抱いて/波郷」 2 ユズを砂糖煮にし、その香りのついた...
ゆずり【譲り】
譲ること。また、譲られること。「親—の勝ち気」「親より—のあるにまかせ」〈浮・五人女・三〉
ゆずり‐あい【譲り合い】
互いに譲り合うこと。「席の—」「—の精神」
ゆずり‐あ・う【譲り合う】
[動ワ五(ハ四)]互いに譲る。「順番を—・う」
ゆずり‐うけ【譲り受け】
譲り受けること。また、そのもの。「—証」
ゆずり‐う・ける【譲り受ける】
[動カ下一][文]ゆづりう・く[カ下二]他人から譲られて自分のものとする。また、頼んで譲ってもらう。「土地を—・ける」「絵を安く—・ける」
ゆずり‐じょう【譲り状】
平安中期以降、所領や財産を子孫などへ譲り渡すことを記した文書。鎌倉時代、武家はこれをもとに幕府から所領の安堵を受けた。ゆずりぶみ。処分状。「父、義時朝臣の頓死して、—の無かりし時」〈太平記・三五〉
ゆずり‐は【譲葉/交譲葉/楪】
ユズリハ科の常緑高木。本州中部以西の山林に自生。葉は長楕円形でつやがあり、裏面は白緑色で、柄は赤く、枝先に集まって互生する。雌雄異株。初夏、黄緑色の小花をつけ、実はやや丸くて藍色。庭木とし栽培さ...
ゆずり‐わたし【譲り渡し】
譲って人に渡すこと。譲与。譲渡。
ゆずり‐わた・す【譲り渡す】
[動サ五(四)]自分のものを他人にやる。譲渡する。「土地を—・す」