たい‐よう【大用】
1 大きな作用。大事な働き。 2 大きな効用・効果。「いよいよ道をあがめて、年来の功を積むを、能を智(し)る—とするなり」〈花鏡〉
たんぺい‐きゅう【短兵急】
[形動][文][ナリ] 1 だしぬけであるさま。ひどく急なさま。「あまりにも—な話で対処に困る」「—に結論を急ぎすぎる」 2 刀剣などをもって急激に攻めるさま。「官軍弥(いよいよ)勝に乗って—に...
だり‐むくれ
1 「だりむくり2」に同じ。「トンチキ、こっぽう人、—のよいよいといふのだ」〈滑・浮世床・初〉 2 しくじり。失敗。「七兵衛の—で青菜に塩々陣を引いてからは」〈滑・八笑人・五〉
つぎ‐つぎ【継ぎ継ぎ/次次】
1 身分や地位などが、その次に位置する人たち。「随身、小舎人童(こどねりわらは)、—の舎人などまで」〈源・若菜下〉 2 子孫。「いよいよかの御—になり果てぬる世にて」〈源・橋姫〉 3 種々の小布...
つゆ‐ちり【露塵】
1 きわめてわずかなことや、また、価値のないもののたとえ。「いよいよ不平は懐(いだ)けど—ほども外には出(いだ)さず」〈露伴・五重塔〉 2 (あとに打消しの語を伴って副詞的に用いて)少しも。全然...
つよ・る【強る】
[動ラ四]強くなる。ふるいたつ。「御方(みかた)の軍勢は皆兵粮(ひゃうらう)に疲れ、敵陣の城にはいよいよ—・り候はんか」〈太平記・一六〉
てまえ‐がって【手前勝手】
[名・形動]自分の都合のよいようにばかり考えたり行動したりすること。また、そのさま。自分勝手。「そんな—な意見は通らない」
で‐ばん【出番】
1 仕事・舞台などに出る番。「—が近づく」 2 問題解決などのためにその人の登場すべき場面。「ここまでこじれては、いよいよ先生の—だ」 3 江戸時代、商家の奉公人が公休日をもらう番。藪(やぶ)入...
でんか‐の‐ほうとう【伝家の宝刀】
家に代々伝わる大切な刀。転じて、いよいよという場合にのみ使用するもの。切り札。「—を抜く」 [補説]文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方とされる「伝家の宝刀」を...
と‐そう【抖擻/斗藪】
[名](スル)《(梵)dhūtaの訳。音字は頭陀》仏語。 1 衣食住に対する欲望をはらいのけ、身心を清浄にすること。また、その修行。とすう。 2 雑念をはらって心を一つに集めること。「いよいよ精...