と‐ばしり【迸り】
1 飛び散る水。しぶき。「床に滴る—をよける用心にと」〈荷風・つゆのあとさき〉 2 まきぞえ。とばっちり。「事故の—がかかる」
とび‐の・く【飛び退く/跳び退く】
[動カ五(四)]飛んでよける。すばやく身をかわしてよける。「水をかけられまいとして—・く」
のっ‐ぴき【退っ引き】
《「のきひき」の音変化》避けてしりぞくこと。のがれること。よけること。打消しの語を伴って用いる。「三千円とか五千円とかで—させず擒(とりこ)にしたのであると」〈魯庵・社会百面相〉
ひ【避】
[常用漢字] [音]ヒ(漢) [訓]さける よける 災いや難儀をこうむらないように、わきによける。さける。「避暑・避難・避妊/回避・忌避・待避・退避・逃避・不可避」
プルーフ【proof】
1 多く複合語の形で用い、防ぐ、よける、などの意を表す。「ウオーター—」 2 洋酒などでアルコールの強度を示す単位。 3 証拠。証明。 4 試験。吟味。特に品質試験。 5 特製の極印を使って鋳造...
やく‐よけ【厄除け】
厄難を払いよけること。また、その方法。氏神に詣でて厄払いをしたり、2月1日や6月1日に門松を立てて再び正月を祝うなどした。「—のお札(ふだ)」
よぎ・る【過る】
[動ラ五(四)] 1 前を横切る。通りすぎる。「目の前を黒い影が—・る」「不安が心を—・る」「思い出が一瞬頭を—・る」 2 途中で立ち寄る。「—・りおはしましけるよし、ただいまなむ人申すに」〈源...
よ・く【避く】
[動カ四]「よける」に同じ。「秋風にさそはれわたる雁がねはもの思ふ人の宿を—・かなむ」〈後撰・秋下〉
[動カ上二]「よける」に同じ。「玉川の人をも—・きず鳴く蛙このゆふかげはをしくやはあらぬ...
よけ【避け/除け】
よけること。特に、害をさけるためのまじない。また、そのためのもの。「雨—」「魔—」「厄—」
よこっ‐とび【横っ飛び/横っ跳び】
「よことび」の音変化。「—に飛んで自動車をよける」