あさまし・い【浅ましい】
[形][文]あさま・し[シク]《動詞「あさ(浅)む」の形容詞化》 1 品性が卑しい。さもしい。下劣だ。「—・い了見」「—・い根性」 2 見苦しく情けない。嘆かわしい。「—・い世の中」 3 身分や...
あだ‐な・い
[形][文]あだな・し[ク]《中世・近世語》 1 はかない。「夢まぼろしのうき世—・い命と存ずるによりて」〈狂言六義・魚説法〉 2 「あどない」の音変化。「物腰になまりあって、—・いところがかは...
あしく・す【悪しくす】
[動サ変]けしからんと思う。憎らしいと思う。「この大将殿の中将は大臣(おとど)をや—・し給ふ」〈落窪・二〉
あたら・し【可惜し/惜し】
[形シク] 1 《それに相当するだけの価値がある、というところから》そのままにしておくには惜しいほどりっぱだ。すばらしい。「求めて得し玉かも拾(ひり)ひて得し玉かも—・しき君が老ゆらく惜(お)し...
呆(あき)れもし◦ない
《打消しの語を付けて意味を強めた表現》ひどくあきれて言いようもない。「…自慢らしい。—◦ねえといふことさ」〈滑・浮世風呂・二〉
あなに‐えや
[感]《「え」「や」は感動の助詞》まあ、すばらしい。「—えをとこを」〈神代紀・上〉
あっぱれ【天晴(れ)/遖】
《「あわ(哀)れ」の音変化》 [形動][文][ナリ]驚くほどりっぱであるさま。みごとなさま。「敵ながら—な働き」
[感] 1 ほめたたえる気持ちを表すときに発する語。すばらしい。みごとである...
あきんど‐かたぎ【商人気質】
利益に敏感な、また、信用を大切にするなど、商人らしい気性。しょうにんかたぎ。
あき‐の‐いろ【秋の色】
秋らしい風物の感じ。秋光。秋景色。《季 秋》「—ぬかみそつぼもなかりけり/芭蕉」
あなに‐やし
[感]《「やし」は間投助詞》ああ、なんとすばらしいことよ。「—えをとこを」〈記・上〉