かわ‐ろん【川論】
江戸時代、川の利用、特に灌漑(かんがい)用水の取り入れをめぐっての争い。
かせん【歌仙】
狂言。和泉(いずみ)流。絵馬に描かれた六歌仙が絵から抜け出して月見の宴を開き、小町をめぐって遍昭(へんじょう)と人丸らとが争うが、夜明けとともに絵馬に収まる。
カノッサ‐の‐くつじょく【カノッサの屈辱】
聖職叙任権をめぐって教皇グレゴリウス7世から破門された神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が、教皇滞在中の北イタリアのカノッサ(Canossa)城の門前で雪の中を3日間たたずんで赦免を請い、許された事件。
カシミール【Kashmir】
インド・パキスタン・中国にまたがる山岳地帯。カシミア織を産する。帰属をめぐって主にインドとパキスタンが争っており、1949年の停戦ラインが両国の実効支配地域の境界となっている。 [補説]インド支...
オゴタイ‐ハンこく【オゴタイハン国】
モンゴル帝国の四ハン国の一。1224年、オゴタイがジュンガリア地方に建国。都はエミル。元朝のハン位継承をめぐって元と対立、40年に及ぶハイドゥの乱を引き起こしたが、1310年、チャガタイハン国に...
おゆら‐そうどう【お由良騒動】
江戸後期、薩摩藩主島津斉興(しまづなりおき)の継嗣をめぐって起きたお家騒動。斉興の長子斉彬(なりあきら)派と、愛妾(あいしょう)お由良の子久光派が対立したが、斉興の引退により斉彬が跡を継いで落着...
カオプラウィハーン‐こくりつこうえん【カオプラウィハーン国立公園】
《Khao Phra Wihan National Park》タイ北東部、イサーン地方南部の国立公園。シーサケットの南約100キロメートルに位置する。9世紀末にヒンドゥー教寺院が建立され、クメー...
かくしん‐クラブ【革新倶楽部】
大正11年(1922)犬養毅(いぬかいつよし)を中心に結成された政党。護憲三派内閣の与党として、普通選挙断行の推進力となった。治安維持法の賛否をめぐって分裂し、同14年、政友会に吸収されて解党。
じんしん‐の‐らん【壬申の乱】
壬申の年にあたる672年、天智天皇の弟の大海人皇子(おおあまのおうじ)と天皇の長子である大友皇子が、皇位継承をめぐって起こした内乱。大友皇子は敗北して自殺し、翌年、大海人皇子は即位して天武天皇と...
ろん‐しょ【論所】
《「ろんじょ」とも》 1 論じて争うところ。議論点。論点。争点。論地。 2 訴訟対象となっている地所。所有権・占有権・使用権をめぐって争われている係争地。また、その訴訟。論地。