しば‐うち【芝打ち】
1 幕やひもなどの垂れた先が地面に触れること。また、その幕やひも。 2 尻繋(しりがい)の総(ふさ)。 3 草摺(くさずり)・行縢(むかばき)などの裾。
しばうち‐だけ【芝打ち長】
先端が地面に触れるほど垂れていること。また、そのくらいの長さ。「厚総(あつふさ)の尻繋(しりがひ)の、只今染め出でたる如くなるを、—に懸け成し」〈太平記・一二〉
しばうら【芝浦】
東京都港区の地名。東京港の一部をなす。芝の生えた海岸の意で、もと芝浜ともいった。
しばうら‐こうぎょうだいがく【芝浦工業大学】
東京都江東区に本部がある私立大学。昭和2年(1927)創設の東京高等工商学校に始まり、芝浦工業専門学校を経て、昭和24年(1949)新制大学として発足。
しば‐えび【芝海老/芝蝦】
十脚目クルマエビ科のエビ。体長約15センチ。体色は淡青色で、濃青色の小斑点がある。東京湾など内湾にすむ。食用。
しば‐からど【柴唐戸】
庭の入り口に設ける両開きの戸。框(かまち)を煤竹(すすだけ)で作り、上部の3分の1は割り竹をひし形に組んで藤づるで結び、下部は萩を縦に並べて煤竹の押し縁を当てたもの。
しば‐かり【芝刈(り)】
芝を刈ること。「—機」《季 夏》
しば‐かり【柴刈(り)】
山野に自生する小さな雑木を刈り取ること。また、刈り取る人。「奉公初めは男が—、女が潮くみときまっている」〈鴎外・山椒大夫〉
しば‐がき【柴垣】
1 《上代は「しばかき」》柴を編んでつくった垣。しまがき。 2 「柴垣節」の略。 3 「柴垣踊り」の略。
しばがき‐おどり【柴垣踊(り)】
江戸初期に流行した踊り。柴垣節に合わせて、からだをくねらせ、手や胸を打ちながら踊ったもの。