だんろん‐ふうはつ【談論風発】
[名](スル)談話や議論が活発に行われること。「客が訪ねて行くと、—する」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
たま‐みず【玉水】
1 清らかな水、また、滝。 2 雨だれなどの水滴の美称。「軒の—の音も楽しい」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 「雨やまぬ軒の—数知らず」〈後撰・恋一〉 京都府綴喜(つづき)郡井手町にあった、井...
でぶっちょもくせいにんぎょうへのスケッチとからかい【でぶっちょ木製人形へのスケッチとからかい】
《原題、(フランス)Croquis et agaceries d'un gros bonhomme en bois》⇒太った木の人形のスケッチとからかい
ちぢみ‐あが・る【縮(み)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 すっかりちぢんで小さくなる。「あの霜が来てみたまえ、桑の葉はたちまち—・って」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 驚きや寒さ・恐怖などのため、からだがすくんで身動きできなくなる...
てん‐びょう【点描】
[名](スル) 1 線を用いず、点または点に近い短い筆触で表現する画法。東洋画には米法(べいほう)山水などの手法があり、西洋近代絵画では、印象派の画家が画面にいろいろな色彩の点を並置することによ...
ばっ‐しょう【跋渉】
[名](スル)山野を越え、川をわたり、各地を歩き回ること。「山野を—するにはおもしろい道連れだ」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
はた‐はた
[副] 1 物を続けざまにたたいたり何かにぶつけたりする音や、そのさまを表す語。「下駄の雪を落とす音が、—と聞こえる」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 旗などが風にあおられたり、鳥が羽ばたいたりし...
とぼ・る【点る/灯る】
[動ラ五(四)]ともしびなどに火がつく。あかりがつく。ともる。「町々の提灯は美しく—・った」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
どうま‐ごえ【胴間声】
調子はずれの濁った太い声。胴声。「人の顔をのぞくものや、—に歌うものや」〈藤村・千曲川のスケッチ〉
あら・ける【散ける/粗ける】
[動カ下一][文]あら・く[カ下二] 1 間を離す。ちらばらせる。特に、火や灰などをかき広げる。「ぷすぷすけぶる雑木を大火箸で—・け」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 道や場所をあける。〈日葡〉 ...