すいようせい‐プラスチック【水溶性プラスチック】
水に可溶なプラスチック。天然・合成・半合成の樹脂からなり、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カルボキシメチルセルロース(CMC)などが知られる。接着剤、水溶性の塗料やインク、増粘剤などに...
セルラーゼ【cellulase】
セルロースのグリコシド結合を加水分解する酵素。カビ類・土壌細菌・酵母・軟体動物などに広く存在する。ウシやウマなどの草食動物やシロアリは腸内細菌のセルラーゼを利用してセルロースを分解している。セル...
セルロイド【celluloid】
ニトロセルロースに樟脳(しょうのう)を加えて作ったプラスチックの一種。成形加工が容易で玩具・日用品などに多用されたが、可燃性のため最近は使われない。
セルロース‐ナノファイバー【cellulose nanofiber】
幅15ナノメートル程度まで細くした木のセルロース繊維。これを漉(す)き上げて紙を作ると、軽くて丈夫で透明なプラスチックのような紙になる。樹脂、ゴム、ガラスなどとの複合材料の開発が進められている。...
セロ‐オリゴとう【セロオリゴ糖】
グルコース数個が結合したオリゴ糖。工業的にはセルロースを酸加水分解することによって得られる。→セロビオース
セロハン【(フランス)cellophane】
《「セロファン」とも》セルロースを処理して得られるビスコースを細長いすきまから硫酸の凝固液中に押し出して作った、透明で薄膜状のもの。包装紙として使用。もと商標名で、セルロースと透明の意のフランス...
セロビオース【cellobiose】
グルコース2分子が結合した二糖類。セルロースにセルラーゼなどの酵素をはたらかせるか、酸加水分解によって得られる。非水溶性のオリゴ糖の一種。化学式C12H22O11
せんい‐そ【線維素/繊維素】
1 セルロースのこと。 2 フィブリンのこと。
たとう‐るい【多糖類】
加水分解によって2分子以上の単糖類を生じる糖類。狭義にはセルロース・でんぷん・グリコーゲンなど高分子の糖をいう。
ダブルベース‐かやく【ダブルベース火薬】
黒色火薬に比べて発煙量が非常に少ない無煙火薬の一。ニトロセルロースにニトログリセリンを加えたもの。名称は、ともに酸化剤・燃料剤として二つの基剤が用いられることに由来する。ロケットなどのダブルベー...