みかずき【箕被】
狂言。連歌に明け暮れる夫に愛想をつかした妻が、離縁のしるしの箕を被(かず)いて出ていこうとすると、それを見て夫が発句を詠む。妻は脇句でみごとに応じて、仲直りする。
み‐かた【見方】
1 物を見る方法。「地図の—」 2 ある立場からの物事の考え方。見解。みよう。「彼と私とでは—が異なる」
み‐かた【味方/御方/身方】
[名](スル)《「かた」の敬称「御方」の意。「味方」「身方」は当て字》 1 対立するものの中で、自分が属しているほう。また、自分を支持・応援してくれる人。「心強い—」⇔敵。 2 対立するものの一...
み‐かた【御像/御形】
神体や仏像。おんすがた。「丈六の仏の—を造りまつる」〈欽明紀〉
みかた‐が‐はら【三方ヶ原】
静岡県西部、浜名湖東岸に広がる洪積台地。天竜川の扇状地性平野が隆起運動によってできた。水源に乏しい地であったが、明治維新後、旧幕臣が入植して茶園を開拓した。現在は、天竜川に水源をもつ秋葉ダムから...
みかた‐ごこ【三方五湖】
福井県西部、若狭湾岸にある五つの連続する湖。若狭湾国定公園内にあり、三方湖・水月(すいげつ)湖・菅(すが)湖・日向(ひるが)湖・久々子(くぐし)湖からなる。平成17年(2005)ラムサール条約に...
みかた‐はら【三方原】
⇒三方ヶ原(みかたがはら)
み‐がため【身固め】
[名](スル)《「みかため」とも》 1 身じたくを整えること。「—して沢に入る」 2 からだが丈夫になるように加持・祈祷(きとう)をすること。「晴明、少将をつといだきて、—をし」〈宇治拾遺・二〉
みか‐づき【三日月】
1 陰暦で3日の夜に出る細い弓形の月。また、その前後の、月齢の若い月。《季 秋》「—や膝へ影さす舟の中/太祇」 2 「三日月形」に同じ。 [補説]書名別項。→三日月
みかづき【三日月】
村上浪六の小説。明治24年(1891)、校正係として勤めていた「郵便報知新聞」の日曜附録「報知叢話」に連載した処女作で、読者の好評を得て著者は小説家となった。