ひと‐なだれ【人雪崩/人頽れ】
群衆がなだれ落ちること。また、押し合いながらなだれのように一方に動くこと。「—が狭い出口の方へと押合う間(うち)に」〈荷風・すみだ川〉
ひと‐はし【一端】
1 一方の端。片端。いったん。 2 事柄の一部分。「言葉の— —にその時代おくれなことを自白していた」〈佐藤春夫・都会の憂鬱〉
ひとり‐おや【一人親】
両親のうち一方がいないこと。また、その残っている親。片親。
ヒドロちゅう‐るい【ヒドロ虫類】
《(ラテン)Hydrozoa》ヒドロ虫綱の腔腸(こうちょう)動物の総称。多くは、無性生殖をするポリプ型と有性生殖をするクラゲ型との世代交代を行うが、どちらか一方しかないものもある。ポリプは円筒形...
日(ひ)は夜(よ・よる)を知(し)らず月(つき)は昼(ひる)を知(し)らず
《「淮南子(えなんじ)」繆称訓から》太陽も月もともに明るく天空を照らすが、それぞれ昼と夜と別の世界のものなので、どちらかがもう一方を兼ねることは不可能である。両方を兼ねることはできないというたとえ。
ひび【篊】
1 ノリやカキの養殖で、胞子・幼生を付着させるために海中に立てる竹や粗朶(そだ)。 2 浅海に柴(しば)や竹簀(たけす)などを立て並べ、一方の口から入った魚が出られないようにした仕掛け。
ひものお‐の【紐の緒の】
[枕]一方の輪に他を入れて紐を結ぶ意から、「入る」「いつがる」にかかる。「何故か思はずあらむ—心に入りて恋しきものを」〈万・二九七七〉
ひょっとこ
《「ひおとこ(火男)」の音変化》 1 火吹き竹で火を吹くときのように口をとがらせ、一方の目が小さい、こっけいな顔をした男の仮面。また、その仮面をつけた里神楽の道化役。 2 男性をののしっていう語...
ひ‐れい【比例】
[名](スル) 1 例をあげてくらべること。「目高が湖に泳ぐような—で海が広いとは云え」〈葉山・海に生くる人々〉 2 物の形において、各部分相互間または全体と部分との割合が釣り合っていること。「...
ひれい‐く【比例区】
比例代表制の選挙区のこと。日本の参議院議員通常選挙の比例代表選挙は、全都道府県で同じ政党または個人名から投票先を選ぶ方式を採用。一方、衆議院議員総選挙の比例代表選挙は、全国をブロック(比例ブロッ...