おり‐あがり【織(り)上(が)り】
布などを織って仕上がること。また、仕上がりぐあい。
かい‐あがり【買(い)上がり】
特定の銘柄について、現在の株価よりも高値で大量の買い注文を出すことにより、株価が上昇しているように見せかけること。金融商品取引法で禁止されている相場操縦行為とみなされるおそれがある。→売り崩し2
かけ‐あがり【駆(け)上(が)り/駈け上(が)り】
寄席芸人が楽屋入りして、休憩もとらないで高座に出ること。滑り込み。
かた‐あがり【肩上(が)り】
書いた文字の右側が上がっていること。⇔肩下がり。
きっさき‐あがり【切っ先上がり】
刀の切っ先を水平よりも上にあげた構え。また、そこから切り込むこと。「—に引き回す」〈読・弓張月・後〉
け‐あがり【蹴上(が)り】
鉄棒にぶら下がり、両足で空をけり、反動で上半身を棒上に上げること。
桂馬(けいま)の高上(たかあ)がり
《将棋で、桂馬が進みすぎると歩(ふ)に取られるところから》考えないままに飛び出すと、弱いはずのものにもしてやられることのたとえ。また、不相応の高い地位につくことのたとえ。
こ‐あがり【小上(が)り】
小料理屋などで、土間の続きに簡単な仕切りをつくって設けた小さな座敷。
こころ‐あがり【心上がり】
思い上がること。気位が高いこと。傲慢(ごうまん)。高慢。「沢瀉(おもだか)は、名のをかしきなり。—したらむと思ふに」〈枕・六六〉
こぶし‐あがり【拳上(が)り】
1 槍など、長い武器を持って構える際、その先端が、下がるように手もとを上げて持つこと。⇔拳下がり。 2 鉄砲や弓を構えるとき、前に突き出した左手のこぶしを上げて構えること。⇔拳下がり。