しも‐はた【下機】
《「しもばた」とも》主に木綿・麻布を織るのに用いる機。→上機(かみはた)「—に木綿一端(たん)、これを織りおろして」〈浮・永代蔵・五〉
しも‐はんき【下半期】
会計年度などで、1年を2期に分けた後半の6か月。下期(しもき)。⇔上半期(かみはんき)。
しも‐はんしん【下半身】
「かはんしん（下半身）」に同じ。⇔上半身(かみはんしん)。
しも‐びと【下人】
１ 召使い。下女、または下男。「馬に乗りたる男(をのこ)ども四人、—はあまたあり」〈かげろふ・下〉 ２ 身分の卑しい人。また、地下人(じげにん)。「あやしき—のなかに、生ひ出で給へれば」〈源・常夏〉
しも‐ぶくれ【下膨れ／下脹れ】
［名・形動］ １ 下の方がふくらんでいること。また、そのような形。 ２ 顔の下の方、特に、ほおの辺りがふくらんでいること。また、そのようなさまや顔。「—な（の）顔」
しも‐べ【下辺】
《古くは「しもへ」》しもの方。特に、川の下流の辺り。⇔上辺(かみべ)。「上辺(かみへ)には千鳥しば鳴く—にはかはづつま呼ぶ」〈万・九二〇〉
しも‐べ【下部／僕】
１ 雑用に使われる者。召使い。「神の—」 ２ 身分の低い者。「この魚…頭は—も食はず」〈徒然・一一九〉 ３ 官に仕えて、雑役を勤めた下級の役人。「—ども参ってさがし奉れ」〈平家・四〉
しも‐べや【下部屋】
召使いなどの部屋。「これ縫ひ給はずは、—にやりてこめ奉らむ」〈落窪・二〉
しも‐ぼうし【下法師】
雑役などに使われる身分の最も低い僧。中間(ちゅうげん)法師。「弟子の—を呼びて、私語(さきめ)きて物へ遣はしつ」〈今昔・二八・一七〉
しも‐む【下無】
日本音楽の十二律の一。基音の壱越(いちこつ)より四律高い音で、中国の十二律の姑洗(こせん)、洋楽の嬰(えい)ヘ音にあたる。
