き‐こう【亀甲】
⇒きっこう(亀甲)
きっ‐こう【亀甲】
1 亀(かめ)の甲。 2 「亀甲形」の略。きこう。 3 紋所の名。亀の甲をかたどったもの。きこう。 4 「亀甲括弧(かっこ)」の略。
きっこう‐うち【亀甲打ち】
亀甲の文様を打ち出した組みひも。調度・武具の類に用いる。
きっこう‐かっこ【亀甲括弧】
文章表記中などで用いる〔 〕の記号。補足説明や注記などを表すのに用いる。亀甲。亀甲パーレン。→括弧
きっこう‐がた【亀甲形】
亀の甲のように六角形が上下左右に並んだ形。また、その文様。六角形一つのものにもいう。亀甲。亀甲模様。
きっこうづる【亀甲鶴】
小栗風葉の小説。明治29年(1896)「新小説」誌に発表。
きっこう‐はぐま【亀甲羽熊】
キク科の多年草。山地の林下に生え、高さ10〜20センチ。葉は五角状。秋、白い花を多数つける。
きっこう‐ばか【亀甲墓】
沖縄で、外形が亀の甲羅を伏せたような形の墓。中国南部の様式が影響したもの。
きっこう‐ぶね【亀甲船】
1 李朝時代の朝鮮の軍船。矢や敵の侵入を防ぐため、船体上面を厚板で亀甲状に装甲した船。 2 日本の近世前期の小型軍船で1のように装甲したもの。
きっこう‐もよう【亀甲模様】
「亀甲形」に同じ。亀甲文様。