にほん‐ぼう【二本棒】
1 子供が左右の鼻の穴からたらしている鼻汁。 2 間の抜けた人、また、甘い男をあざけっていう語。「己はお前の考えてるような—じゃないよ」〈漱石・明暗〉 3 編み物に用いる、二本で一組みになった編...
にほんまつ【二本松】
福島県中北部の市。もと丹羽氏の城下町、奥州街道の宿駅。城跡は霞ヶ城とよばれる。家具製造・酒造・繊維工業などが盛んで、10月には提灯祭が行われる。平成17年(2005)12月、安達町・岩代町・東和...
にほんまつ‐し【二本松市】
⇒二本松
にほんまつ‐じょう【二本松城】
福島県中北部、二本松市にある城。応永21年(1414)畠山満泰により築城。江戸時代前期、白河から移封された陸奥(むつ)二本松藩主丹羽光重により整備された。小堀遠州作の名園が残る。城趾は県立公園と...
に‐ぼく【二木/似卜】
江戸前期、京都で酌婦と娼婦とを兼ねた茶屋女。「胡桃(くるみ)屋の—がやりくりを見習ひ」〈浮・一代女・五〉
に‐まい【二枚】
1枚の2倍。ふたひら。
にまい‐おち【二枚落ち】
将棋で、上位者が飛車と角行を落としてさすこと。飛車角落ち。
にまい‐おろし【二枚下ろし】
頭を切り落とした魚を、片身を中骨(なかぼね)つきとして二枚に切り分けること。片身おろし。
にまい‐かんさつ【二枚鑑札】
1 一人の人が同時に二つの資格などをもつこと。現役の力士・行司が、同時に年寄の株をもつことなど。 2 芸者が娼妓も兼ねること。「芸者といってももちろん—だが」〈志賀・暗夜行路〉
にまい‐かんばん【二枚看板】
1 芝居などの興行で、中心となる二人の出演者。 2 人々の注意をひいたり、人気を集めたりするのに有効な二つの物事。「減税と行革とを—とする党」