くろ‐がも【黒鴨】
1 カモ科の鳥。全長は雄が51センチ、雌が43センチくらい。雄は全身黒色で、くちばしの付け根に黄色いこぶがある。雌は褐色。北半球の海に分布。日本では冬鳥。《季 冬》 2 カルガモのこと。 3 《...
くろがも‐じたて【黒鴨仕立て】
上着・股引(ももひ)きなど、服装全体を黒や紺の無地で仕立てること。多く下男や供の男などの服装。くろがもいでたち。「—の車夫が、膝掛を小脇に丸め」〈小杉天外・初すがた〉
けし‐ぐくり【芥子括り】
1 袖口を細く縫うこと。江戸時代、侠客などの間で粋な仕立てとされた。 2 袋物や巾着(きんちゃく)などの周囲につける、ひらひらしたへり。 3 歌舞伎の衣装で、袖・襟・裾などに縫い添えた5色のひら...
けしょう‐まわし【化粧回し】
相撲で、十両以上の力士が土俵入りのときなどに用いるまわし。前面に前垂れようのものがあり、それに金糸・銀糸の刺繍(ししゅう)などを施す。多くは緞子(どんす)で仕立てる。どんす。
けぬき‐あわせ【毛抜き合(わ)せ】
1 毛抜きの先のように、二つのものをぴったりと合わせること。 2 裁縫で、2枚の布を縫い合わせ、両方の布に縫い目から同分量のきせをかけて仕立てること。また、そのもの。 3 多色印刷で違った色を刷...
けんちん‐じる【巻繊汁】
つぶした豆腐とせん切りにした野菜を油で炒め、澄まし汁仕立てにしたもの。《季 冬》
こ‐かたびら【小帷子】
1 素襖(すおう)の下に着る、小形に仕立てた帷子。 2 鎧(よろい)の下に着る、半袖でひざまでの丈の単(ひとえ)。
こ‐づくり【木造り/木作り】
木で物をつくること。材木をひいて適宜の用材に仕立てること。また、その人。きどり。「わづかに、地蔵の—ばかりをし奉りて、彩色、瓔珞(やうらく)をばえせず」〈宇治拾遺・三〉
こて‐そで【籠手袖/小手袖】
1 当世具足の袖の一。籠手の、肩からひじにかけて取り付けた袖。毘沙門(びしゃもん)籠手。 2 武具の籠手の袋のように、袖口を細く先すぼみに仕立てた袖。
こはぜ‐かけ【小鉤掛(け)】
1 こはぜ1を掛けるために取り付けた輪。また、そのように仕立てたもの。 2 金属板で屋根を葺(ふ)くとき、板の端の折り曲げた部分を組み合わせてつなぐこと。