とししゅんでん【杜子春伝】
中国、唐代の伝奇小説。鄭還古(ていかんこ)著。杜子春が、ある仙人に認められ、仙人になるため華山に登って修行したが、肉親に対する愛情を捨てきれずに失敗する物語。芥川竜之介の「杜子春」はこの翻案。
どう【洞】
[常用漢字] [音]ドウ(慣) トウ(漢) [訓]ほら 〈ドウ〉 1 筒形に抜け通る穴。ほらあな。「洞窟(どうくつ)・洞穴・洞門/空洞・風洞・鍾乳洞(しょうにゅうどう)」 2 奥深い場所。婦人...
どう‐し【道士】
《「どうじ」とも》 1 道義を体得した人。 2 仏道を修めた人。僧侶。 3 道教を修めた人。道人。 4 神仙の術を修めた人。仙人。
なるかみ【鳴神】
歌舞伎十八番の一。時代物。1幕。貞享元年(1684)に初世市川団十郎が自作の「門松四天王」で演じたのが始まりとされる。能の「一角仙人」に取材し、高僧が美女の誘惑に戒を破る話を扱ったもの。現在の定...
にんげん‐ばなれ【人間離れ】
[名](スル)性質・能力などが普通の人とかけ離れていること。「—した仙人のような生活」
はこや‐の‐やま【藐姑射の山】
《本来は、「はるかなる姑射(こや)の山」の意。「荘子」逍遥遊の例により、一つの山名のように用いられるようになった》 1 中国で、仙人が住んでいるという想像上の山。姑射山(こやさん)。 2 日本で...
はっ‐せん【八仙】
中国漢代の八人の仙人。鍾離(しょうり)・張果老・韓湘子(かんしょうし)・李鉄拐(りてっかい)・曹国舅(そうこくきゅう)・呂洞賓(りょどうひん)・藍采和(らんさいか)・何仙姑(かせんこ)。民間伝...
ばがぼん【薄伽梵】
《(梵)bhagavatの音写。世尊・有徳と訳す》 1 仏の称号。 2 インドで、仙人や貴人に対して用いる呼称。
ほう【蓬】
[人名用漢字] [音]ホウ(漢) [訓]よもぎ 1 草の名。砂漠地帯に生え、風に吹かれると根が抜けて転がり飛ぶ草。「転蓬・飛蓬」 2 草の名。ヨモギの一種。「蓬屋・蓬矢」 3 くしゃくしゃに乱れ...
ほうしんえんぎ【封神演義】
中国、明代の小説。作者は諸説がある。妲己(だっき)に惑わされる暴君紂王(ちゅうおう)と、姜子牙(きょうしが)(太公望)を軍師に迎えた文王・武王の争いに仙人らが参加する。封神伝。封神榜(ぼう)。