あわづ‐が‐はら【粟津原】
大津市の琵琶湖に臨む松原。近江八景の一「粟津の晴嵐(せいらん)」は、晴天時に山風がここを吹き渡る光景をいった。木曽義仲討ち死にの地。
アンチミテ【(フランス)intimité】
《「アンティミテ」とも》親密さ。仲のよさ。
あんな‐の‐へん【安和の変】
安和2年(969)藤原氏が企てた他氏排斥の謀略事件。右大臣藤原師尹(ふじわらのもろただ)らが、源満仲(みなもとのみつなか)の密告を利用して左大臣源高明(みなもとのたかあきら)らに皇太子廃立の陰謀...
い・い【好い/善い/良い】
[形](「よい」のくだけた言い方。ふつうは終止形・連体形だけが用いられる) 1 「よい」に同じ。「器量が—・い」「—・いようにしてくれ」「もっと勉強すれば—・いのに」「もう—・いかい、もう—・い...
いい‐かわ・す【言(い)交(わ)す】
[動サ五(四)] 1 互いに言う。言葉を掛け合う。「あいさつを—・す」 2 口約束をする。特に、結婚を約束する。「—・した仲」 3 歌・手紙などをやりとりする。「女友達の常に—・しけるを」〈後撰...
いい‐な・す【言い做す】
[動サ五(四)] 1 事実とは違うことを事実らしく言う。「彼が犯人であるかのように—・す」「針を棒に—・す」 2 取りなして言う。取りはからって言う。「巧みに—・して仲直りさせる」 3 特に強調...
いい‐はや・す【言い囃す】
[動サ五(四)] 1 しきりにうわさする。失敗をあれこれ言ったり、ちゃかして言ったりする。「二人の仲を—・す」 2 褒めて言う。「ただ—・す様に、いみじき御心をいふ」〈落窪・三〉
いえ‐のみ【家飲み】
[名](スル)バーや居酒屋などに行くのではなく、自宅に仲間などを招いて酒を飲むこと。家でする飲み会。自宅飲み。うちのみ。→外飲み
如何(いか)にせ◦む
1 どうしたらよかろうか。「仲頼、—◦むと思ひ惑ふに」〈宇津保・嵯峨院〉 2 どうしようもない。しかたがない。「—◦む葛(くず)のうら吹く秋風に下葉の露の隠れなき身を」〈新古今・恋三〉
いしがみ【石神】
狂言。妻に離縁されそうになった男が、仲人の入れ知恵で石神に化けて妻にくじを引かせ、いったん別れることをあきらめさせるが、結局は見破られる。