ふく‐わげ【吹く髷】
女性の髪形の一。勝山髷に似て輪をふっくらとさせたもの。江戸後期から侍女などが結い、明治中ごろには京都で流行した。
ふけ・る
[動ラ四]逃げる。「侍は—・った、—・った」〈浄・浪花鑑〉
ふげん‐ぼさつ【普賢菩薩】
釈迦(しゃか)の右側に立つ脇侍。理知・慈悲をつかさどり、また延命の徳を備える。文殊(もんじゅ)とともに諸菩薩の首位に置かれ、単独でも信仰される。独尊として表されるときは白象に騎乗し、結跏趺坐(け...
ふじ‐ばかま【藤袴】
1 キク科の多年草。川岸などに生え、高さ約1メートル。茎は直立し、葉は三つに裂けていて、対生する。8、9月ごろ、淡紅紫色の頭状花を密につける。秋の七草の一。蘭草。《季 秋》「—吾亦紅(われも...
ふす・べる【燻べる】
[動バ下一][文]ふす・ぶ[バ下二] 1 煙がたくさん出るように燃やす。いぶす。くすべる。「杉の枯れ葉を—・べる」 2 煙にあててすすで黒くする。いぶしをかける。いぶす。「銀を—・べる」 3 嫉...
ふたが・る【塞がる】
[動ラ四] 1 いっぱいになる。ふさがる。「胸—・りて嘆く」〈かげろふ・中〉 2 方塞(かたふた)がりになる。「今宵、中神、内裏(うち)よりは—・りて侍りけり」〈源・帚木〉
ふ‐ちょう【不調】
[名・形動]《古くは「ふぢょう」とも》 1 事がうまくととのわないこと。まとまらないこと。また、そのさま。「談判が—に終わる」 2 調子が悪いこと。思わしくないこと。また、そのさま。「からだの—...
ふと‐ばし【太箸】
太い箸。新年の祝いの食膳に用いる太い白木の箸。雑煮箸。《季 新年》「—や頰燃えて侍す吾子二人/波郷」
ふみ‐はずし【踏(み)外し】
1 足を踏みはずすこと。 2 正道からはずれたことをすること。また、失敗すること。「同じ様な—でもする事とせぬ事有り」〈風来六部集・飛だ噂の評〉 3 鳥を捕らえるためのわなの一。「山田の垣根に—...
ブキ‐チナ【Bukit Cina】
マレーシア、マレー半島南西岸の都市マラッカの市街北東部の丘の上にある中国人墓地。マレー語で「中国人の丘」を意味する。15世紀、マラッカ王国のスルターンに嫁いだ明朝の皇女と、多数の侍女の居住地があ...