きょう‐ながし【経流し】
死者の追善、また生類の供養のため、経典を書写して川や海に流すこと。
きょう‐よう【孝養】
1 親に孝行を尽くすこと。こうよう。「母への—に生きながらえるみちもあるが」〈谷崎・盲目物語〉 2 亡き親のために供養をして、ねんごろに弔うこと。また、一般に死者の後世(ごせ)を弔うこと。追善供...
きんだいのうがくしゅう【近代能楽集】
三島由紀夫による戯曲のシリーズ。能楽を近代劇に翻案した舞台作品群で、昭和25年(1950)から昭和35年(1960)にかけて、「邯鄲」「綾の鼓」「卒塔婆小町」「葵上」「班女」「道成寺」「熊野(ゆ...
ぎ‐き【儀軌】
1 密教で、仏・菩薩(ぼさつ)・諸天などを念誦(ねんじゅ)・供養する方法や規則。また、それらを記した典籍。 2 規則。法則。儀範。「仏々祖々の法は、かならずその始めに、帰依三宝の—あるなり」〈正...
くう・ず【供ず】
[動サ変]供(そな)える。供養する。「西に向かって香花を—・じ」〈太平記・二四〉
く‐え【九会】
仏語。真言密教で、金剛界について説かれる曼荼羅(まんだら)の総称。成身(じょうじん)会・三昧耶(さんまや)会・微細(みさい)会・供養会・四印会・一印会・理趣会・降三世羯磨(ごうざんぜかつま)会・...
クエンセル‐ポダン【Kuensel Phodrang】
ブータンの首都ティンプーにある大仏。市街南方の丘の上に位置する。高さ51メートルの仏陀の坐像であり、2010年に開眼供養された。北西に国立森林公園が広がる。ティンプー大仏。
く‐こう【供講】
法華経などを書写したのち、供養し講讃(こうさん)すること。
く‐ぶつ【供仏】
《「ぐぶつ」とも》仏に物を供えて供養すること。「—施僧のいとなみも」〈平家・九〉
く‐もつ【供物】
《「ぐもつ」とも》神仏に供える物。供養物。お供え。おそなえもの。