おお‐やまざくら【大山桜】
バラ科サクラ属の落葉高木。中部地方以北の山地に自生。葉は広楕円形で先がとがり尾状となる。春、若葉と同時に淡紅色の花をつける。えぞやまざくら。べにやまざくら。《季 春》
おお‐やまねこ【大山猫】
ネコ科の哺乳類。体長1メートルに達する。尾は短いが四肢は長く、長距離の歩行に耐え、毛深く寒さに強い。耳の先端に黒い長毛がある。ヨーロッパ・アジア北部・北アメリカに分布。リンクス。
おか‐ひじき【陸鹿尾菜】
ヒユ科の一年草。海岸の砂地に生え、高さ10〜40センチ。全体が緑色で、よく分枝する。葉は肉質の線形で堅く、先は針状。夏、小花をつける。若葉をゆでて食べ、海藻のミルに似るので、みる菜(な)ともいう。
おかめ‐はちもく【傍目八目/岡目八目】
《他人の囲碁をそばで見ていると、対局者よりも冷静に手が読める意から》第三者のほうが、物事の是非得失を当事者以上に判断できるということ。 [補説]「対局者よりも8手先まで見通せる」とする解釈が広く...
おき‐がさ【置(き)傘】
不意の雨に備えて、勤め先などに置いておく傘。また、店などで客に貸し出す傘。
おきく‐むし【阿菊虫/螠虫】
アゲハチョウ類のさなぎの俗称。繭を作らず、枝に尾の先をつけ、胸部は1本の糸で枝に懸かる。その姿が後ろ手に縛られたようなので、「播州皿屋敷」のお菊になぞらえた名という。
おきなわ【沖縄】
日本最南端の県。沖縄諸島・先島(さきしま)諸島、および尖閣・大東両諸島からなる。県庁所在地は那覇市。琉球王国があったが、明治12年(1879)沖縄県設置、第二次大戦では日本国内唯一の戦場となり...
おきなわ‐しょとう【沖縄諸島】
沖縄島を主島とする諸島。奄美(あまみ)群島と先島(さきしま)諸島の間にある。亜熱帯性気候で、サトウキビ・パイナップルの栽培が盛ん。
おきなわしんこうかいはつ‐きんゆうこうこ【沖縄振興開発金融公庫】
沖縄における産業の開発を促進するため、長期資金の融資などを行う政府系金融機関。昭和47年(1972)設立。 [補説]平成24年(2012)以降に日本政策金融公庫に統合される予定だったが、沖縄振興...
おくびょう‐まど【臆病窓】
商店の店先の戸に作った小窓。閉店後に来客と品物や金銭の受け渡しをしたり、来訪者を確かめたりする。