わかい【和解】
志賀直哉の中編小説。大正6年(1917)10月、「黒潮」誌に発表。翌年刊行の作品集「夜の光」に収録。著者自身とその父親との、不和と和解を描いた私小説。
ワカティプ‐こ【ワカティプ湖】
《Lake Wakatipu》ニュージーランド南島南部、内陸にある湖。サザンアルプスの南端に位置し、北岸に観光保養地クイーンズタウンが面する。最大水深378メートル。水位が約20センチメートルも...
わかな【若菜】
源氏物語第34・35巻の巻名。上・下に分ける。光源氏39歳から47歳。女三の宮の光源氏への降嫁、明石女御の皇子出産、柏木と女三の宮との事件などを描く。 狂言。和泉流。果報者が仲間と野遊びに出...
わか‐むらさき【若紫】
1 薄い紫色。薄紫。 2 植物ムラサキの別名。《季 春》「恋草の—も萌えにけり/麦人」 源氏物語第5巻の巻名。光源氏18歳。源氏が北山で藤壺に似た少女紫の上を見いだし、自邸二条院に引き取る...
わかんごううん【和漢合運】
江戸時代の数学者、吉田光由の著作「和漢編年合運図」の通称。正保2年(1645)刊行。
わが‐おおきみ【我が大君】
その時代の天皇を敬っていう語。今上(きんじょう)天皇。わごおおきみ。「高光る日の御子やすみしし—」〈記・中・歌謡〉
わがせいのはくしょ【わが性の白書】
中村光夫の小説。昭和38年(1963)刊行。
わがはいはねこであるさつじんじけん【「吾輩は猫である」殺人事件】
奥泉光のファンタジー小説。平成8年(1996)刊。夏目漱石の小説「吾輩は猫である」の文体を模倣しつつ、溺死したはずの猫の「吾輩」が、仲間たちとともに苦沙弥(くしゃみ)先生の死の謎に迫る。
ワガー【Wagha】
パキスタン北東部、パンジャブ州の町。インドのアムリツァルとパキスタンのラホールを結ぶ幹線道路沿いにあり、陸路の国境で唯一の検問所がある。1947年に二国が分離独立した際に、分断された。毎夕、国境...
わき‐かいどう【脇街道】
江戸時代、本街道以外の支街道。その主なものに水戸街道・美濃路・中国路・日光御成街道・日光例幣使街道などがある。脇往還。