ディー‐ダイマー【D-dimer】
血液の凝固に関与するたんぱく質のフィブリンがプラスミンという酵素によって分解される際に生じる物質。DIC・血栓症の診断などに用いられる。D-Dダイマー。
でんき‐しょうしゃく【電気焼灼】
電気メスを用い、発生する熱を利用して患部の切開や凝固を行うこと。
トロンビン【thrombin】
血液が凝固する過程の最終段階に働くたんぱく質分解酵素。血漿(けっしょう)中に存在するプロトロンビンが血管の損傷・出血時に活性化されたもので、フィブリノゲンを加水分解してフィブリンに変える。
トロンボプラスチン【thromboplastin】
血液凝固に関与する物質。プロトロンビンをトロンビンに変える作用をもつ。トロンボキナーゼ。→プロトロンビン →トロンビン
ドコサヘキサエン‐さん【ドコサヘキサエン酸】
《docosahexaenoic acid》多価不飽和脂肪酸の一種。マグロ・ブリ・サバ・サンマ・イワシなどに含まれる。動脈硬化や血液凝固を防ぎ、心筋梗塞(こうそく)・脳梗塞を予防する効果がある。...
ナットウキナーゼ【nattokinase】
納豆に含まれるたんぱく質分解酵素。血液凝固に関与するフィブリンを分解するはたらきをもち、血栓の予防の効果があるとされる。
なま‐ゴム【生ゴム】
ゴム植物から採取した乳液(ラテックス)を酸で凝固・乾燥させた原料ゴム。硫黄を加えて弾性ゴムとする。
に‐かわ【膠】
獣や魚の皮・骨などを水で煮沸し、その溶液からコラーゲンやゼラチンなどを抽出し、濃縮・冷却し凝固させたもの。接着剤・写真乳剤・染色などに用いる。
にがり【苦汁/滷汁】
海水から食塩を析出させたあとの残液。苦みがあり、主成分は塩化マグネシウム。豆腐の凝固剤などに使用。苦塩(にがしお)。くじゅう。
ねつ‐ぎょうこ【熱凝固】
熱を加えられたたんぱく質などが不可逆的に変性し、凝固する現象。ゆで卵などの調理で身近に見られる。また、医学の分野ではレーザー治療装置による熱凝固や癌(がん)細胞をラジオ波(マイクロ波)で死滅させ...