きよめられたよる【浄められた夜】
《原題、(ドイツ)Verklärte Nacht》シェーンベルクの弦楽六重奏曲。1899年作曲。1917年に弦楽合奏版がつくられた。作者の初期の代表作として知られる。浄夜。
きり‐ぎん【切(り)銀】
中世末から近世初期、切り金と同様に使った銀。
キリシタン‐だいみょう【キリシタン大名】
近世初期、キリスト教徒となった大名。高山右近・大友宗麟・有馬晴信・大村純忠・小西行長らが有名。豊臣秀吉や徳川氏の禁教令によって滅んだ。
キリシタン‐ばん【キリシタン版】
近世初期、イエズス会が主として九州地方で刊行した活字本の総称。バリニャーノが天正18年(1590)に活字印刷機を伝えてから刊行。欧文本・ローマ字本・邦文本・欧和混用本がある。「ドチリナキリシタン...
キリシタン‐ぶんがく【キリシタン文学】
室町末期から江戸初期にかけて、キリシタンの宣教師などにより、日本語で著述・翻訳された宗教文学、および宣教用・語学用の書物。「伊曽保物語」「日葡(にっぽ)辞書」など。南蛮(なんばん)文学。
きんかふ【琴歌譜】
平安初期の歌謡譜本。1巻。編者未詳。万葉仮名で書かれた22首の歌詞と、その歌い方や和琴の弾き方などを示す。
きんきゅう‐じしんそくほう【緊急地震速報】
地震の発生直後に、各地への到達時刻や震度を予測して通知する予報・警報。気象庁がテレビ・ラジオ、携帯電話、専用端末などを通じて発表する。平成16年(2004)2月に試験運用を開始し、平成19年(2...
きんじゅ‐しゅっとうにん【近習出頭人】
江戸幕府初期の職名。将軍・大御所の側近で、幕政の中枢に参与した者。
きん‐せん【京銭】
室町時代から江戸初期にかけて流通した銭貨の一。明の南京付近で流通していた劣悪な私鋳銭が日本に流入したものといわれる。撰(え)り銭の対象となった。南京銭。
キーウ‐こうこく【キーウ公国】
9世紀末から13世紀、ウクライナからロシアにかけて東スラブ人が建てた初期封建国家。キーウを中心とし、10世紀ごろにはドニプロ川(ドニエプル川)流域一帯を領有。モンゴルに滅ぼされた。キエフ公国。