はんだん‐りょく【判断力】
1 物事を正しく認識し、評価する能力。 2 《(ドイツ)Urteilskraft》カント哲学で、特殊を普遍のもとに関係づける能力。普遍が与えられていて、それに特殊を包摂する規定的判断力と、与えら...
はん‐てい【判定】
[名](スル) 1 物事を判別して決定すること。また、その決定。「合否を—する」「写真—」 2 ボクシング・柔道・レスリングなどで、規定時間内に勝負がつかないとき、審判が優劣を判断して勝敗を決め...
判(はん)で押(お)したよう
同じことの繰り返しで、変化のないさま。きまりきっているさま。「—な生活」
はん‐とり【判取り】
1 代金を授受した証として相手方の判をもらうこと。 2 ある事に関する同意・承認の証印をもらうために、関係者の間を回ること。 3 「判取り帳」の略。
はんとり‐ちょう【判取り帳】
金品の受け渡しの際にその授受の証として証印を受ける帳面。
はん‐どく【判読】
[名](スル)わかりにくい文字や文章を判断・推察しながら読むこと。「古文書を—する」
はん‐にん【判人】
1 判を押して証人となる人。 2 江戸時代、遊女の身売りの証人となる者。女衒(ぜげん)。
はん‐にん【判任】
1 律令制で、式部省が選抜し、太政官(だいじょうかん)に申し出て官職に任じること。また、その官。郡司の主政・主帳などの下級職員を任じた。→勅任 →奏任 2 「判任官」の略。
はんにん‐かん【判任官】
明治2年(1869)以来の官吏の身分の一。天皇の委任を受けた各大臣・各地方長官など行政官庁の長によって任命された官。高等官(親任官・勅任官・奏任官)の下に位した。昭和21年(1946)廃止。
はん‐はじめ【判始め】
1 室町時代、将軍が就任して初めて御教書(みぎょうしょ)に花押(かおう)を署した儀式。御判始め。 2 江戸幕府年中行事の一。正月3日、営中で老中の首席から順次に花押を自署した政務始めの儀式。御判始め。