下戸(げこ)と化(ば)け物(もの)は無(な)し
この世に化け物がいないように、本当に酒の飲めない人はいない。
げん‐よう【幻妖】
[名・形動] 1 正体のわからない化け物。妖怪。「—のなせるわざ」 2 人をまどわすこと。また、そのさま。「—な音色」
ここ‐め
化け物。妖怪。鬼。また、醜女(しこめ)。「誠にや君が塚屋を毀(こぼ)つなる世にはまされる—ありけり」〈今鏡・五〉
さか‐がみ【逆髪】
1 逆立った頭髪。 2 髪を逆立てた化け物。「—と見ゆるは風の柳かな/吉林」〈毛吹草〉 謡曲「蝉丸(せみまる)」の主人公である狂女の名。また、謡曲「蝉丸」のこと。
だい‐まなこ【大眼】
額(ひたい)に目が一つだけある化け物。関東・東北では、2月8日・12月8日の夜に来るといってこの日のこと(事八日(ことようか))をもいい、目籠(めかご)を屋外に立てて追い払う行事をする。一つ目小僧。
ち‐み【魑魅】
《「魑」は化け物、「魅」は物の怪の類》山林の精気から生じるといわれる化け物。すだま。
ちみ‐もうりょう【魑魅魍魎】
《「魍魎」は山川・木石の精霊》いろいろな化け物。さまざまな妖怪変化(へんげ)。「—が跋扈(ばっこ)する」
にゅう‐どう【入道】
[名](スル) 1 仏語。 ㋐煩悩を断って悟りの境に入ること。 ㋑出家・剃髪(ていはつ)して仏道に入り修行すること。また、その人。「寂照は—してから、ただもう道心を持し」〈露伴・連環記〉 2 皇...
にんさん‐ばけしち【人三化け七】
《人間らしい部分が三分で、化け物のような部分が七分である意》容貌(ようぼう)の醜いこと。
ぬらり‐ひょん【滑瓢】
ぬらぬらしてとらえどころのない化け物。