こぐち‐もくはん【木口木版】
木口に彫刻した凹版。また、その印刷物。版木としてツゲなどを使う。濃淡や諧調が表現できる。西洋木版。→板目(いため)木版
こころ‐こと【心異/心殊】
[形動ナリ] 1 心が変化するさま。「衣(きぬ)着せつる人は、—になるなりといふ」〈竹取〉 2 趣が格別であるさま。印象が並々でないさま。「琴(きん)の御琴(こと)取りに遣はして—なる調べをほの...
心(こころ)に残(のこ)・る
感動や印象などが、のちのちまで忘れられない。「—・る名場面の数々」
心(こころ)に響(ひび)・く
強く感動して、印象に残る。感じ入って、心が引きつけられる。魂に響く。「恩師の言葉が—・いた」「—・く芸術作品」
こし‐こばた【腰小旗】
昔、戦陣で武士が腰にさして目印とした小旗。腰ざし。
こし‐さげ【腰下げ/腰提げ】
印籠(いんろう)・タバコ入れ・巾着(きんちゃく)などのように、腰にさげて携帯するもの。
こし‐もの【腰物】
刀剣・印籠(いんろう)など、腰に帯びる物。こしのもの。「形見とておきて—そのままに返すのみこそさすがなりけれ」〈曽我・五〉
こそべ‐やき【古曽部焼】
摂津国古曽部(大阪府高槻市)で産した陶器。遠州七窯(なながま)の一つで、開窯は桃山末期から江戸初期。「古曽部」の印を用い、三島手・絵唐津などの写しのほか特色ある赤絵を作った。
こ‐てんせき【古典籍】
明治元年(1868)頃以前に、日本で書写または印刷された書籍や記録文書で、現代において価値が認められるもの。
こびり‐つ・く【こびり付く】
[動カ五(四)] 1 固くくっついて離れなくなる。「釜(かま)に御飯粒が—・いている」 2 考えや印象が強く意識に残る。「頭に—・いて離れない」 3 人がまつわりつく。「小児(こども)が二人とも...