きり‐かえ・す【切(り)返す】
[動サ五(四)] 1 切りかかってきた相手に逆に切りつける。「敵の刀を払ってすばやく—・す」 2 言論による批判や攻撃などにすばやく言い返す。自分に向けられた話に対し適切に応じて会話を進める。「...
きり‐くず・す【切(り)崩す】
[動サ五(四)] 1 削り取ってもとの形でなくする。「山を—・す」 2 相手方の弱点などを突いて、全体のまとまりをこわす。「敵陣を—・す」「反対派を—・す」
きり‐びしゃく【切り柄杓】
茶の湯の風炉点前で、湯を汲み出したあとの柄杓の置き方の一。柄を親指と人差し指の間に置き、その掌(てのひら)をからだと反対側の向きに開いて釜に置く。→置き柄杓
きんとうざえもん【金藤左衛門】
狂言。大蔵流。女から身の回りの物を取り上げた山賊の金藤左衛門が、油断して長刀(なぎなた)を奪われ、反対に女に身ぐるみはがれる。和泉流「痩松(やせまつ)」の類似曲。
ぎゃく【逆】
[名・形動] 1 物事の順序・方向などが反対であること。また、そのさま。さかさま。「立場が—になる」「—コース」⇔順。 2 論理学で、ある命題の主語と述語を換位して得られる命題。「pならばqであ...
ぎゃく【逆】
[音]ギャク(呉) ゲキ(漢) [訓]さか さからう [学習漢字]5年 〈ギャク〉 1 本来の方向・事態などと反対である。「逆境・逆行・逆転・逆風・逆流・逆輸入/可逆」 2 支配や命令にさから...
ぎゃく‐いそう【逆位相】
二つの振動、または波動の位相が反対であること。位相差がπの奇数倍となる。ある点において逆位相の二つの波が重なると、重ね合わせの原理によって打ち消しあう。反位相。⇔同位相。
ぎゃく‐シングル【逆シングル】
野球で、グラブを利き手の反対方向に出して、片手で打球を捕らえる動作。バックハンドキャッチ。
ぎゃく‐せつ【逆説】
1 一見、真理にそむいているようにみえて、実は一面の真理を言い表している表現。「急がば回れ」など。パラドックス。 2 ある命題から正しい推論によって導き出されているようにみえながら、結論で矛盾を...
ぎゃくせつ‐てき【逆説的】
[形動]真理にそむくようでいながら、実際には真理をついているさま。また、普通とは反対の方向から考えを進めるさま。「—に言えば」