あし・い【悪しい】
[形][文]あ・し[シク]わるい。よくない。「心にかかって—・い」〈虎寛狂・抜殻〉 [補説]文語「あし」の口語形で、室町時代から近世にかけて用いられた。→悪(あ)し
あやう・い【危うい】
[形][文]あやふ・し[ク] 1 危険が迫っている。あぶない。「—・いところを助かった」 →危ない[用法] 2 気掛かりである。心もとない。不安だ。「世のうけひくまじきことなれば、中々—・くおぼ...
いち‐じる・し【著し】
[形ク]《「いち」は、勢いのはげしい意の接頭語、「しるし」は、はっきりしている意。室町時代ごろまでは「いちしるし」》「いちじるしい」に同じ。「—・き山口ならばここながら神の気色をみせよ」〈かげ...
しめる
[助動][(しめ)|しめ|しめる|しめる|(しめれ)|(しめよ)]《使役の助動詞「しむ」の口語形》用言や助動詞「なり」「たり」などの未然形に付く。荘重な文章や講演口調の言いまわしなどに用いられる...
ふかし・い【深しい】
[形][文]ふか・し[シク]《ク活用「深し」のシク活用化したものの口語形。主に中世から近世に用いられた》 1 奥深い。また、くわしい。「敢て—・い訳があるのではなく」〈緑雨・油地獄〉 「夫(そ)...
ぶんご‐けい【文語形】
文語文の中で用いられる語形。主として活用語に用いる。例えば、動詞の「あり」「す」、形容詞の「速し」「美し」、形容動詞の「静かなり」「賑やかなり」など。⇔口語形。