しきしま‐や【敷島や】
[枕]「やまと」にかかる。「—やまとしまねも神代より」〈新古今・賀〉
しき‐た・つ【敷き立つ】
[動タ下二]いかめしく、しっかり立てる。「宮柱下つ磐根(いはね)に—・ててつゆも曇らぬ日の御影かな」〈新古今・神祇〉
しこぜんしょ【四庫全書】
清の乾隆帝の勅命で編まれた中国最大の叢書。紀昀(きいん)らを総纂官として、1781年に完成。古今の書物を集めて筆写した書(著録本)7万9070巻(巻数には異同がある)を、経・史・子・集の4部に分...
しず・く【沈く】
[動カ四] 1 水の底に沈んでいる。「藤波の影なす海の底清み—・く石をも玉とそ吾(あ)が見る」〈万・四一九九〉 2 水に映って見える。「水の面(おも)に—・く花の色さやかにも君がみかげの思ほゆる...
しずこころ‐な・し【静心無し】
[形ク]心が落ち着かない。「ひさかたの光のどけき春の日に—・く花の散るらむ」〈古今・春下〉
しずま・る【静まる/鎮まる】
[動ラ五(四)] 1 物音がやんで静かになる。「会場が—・る」 2 勢力が衰える。威力がなくなる。「火事が—・る」「嵐が—・る」 3 騒動や混乱がなくなる。平穏になる。「動乱が—・る」 4 気持...
しせん‐わかしゅう【私撰和歌集】
和歌の私撰集。「古今和歌六帖(こきんわかろくじょう)」「夫木和歌抄」など。⇔勅撰和歌集。
した‐ぎえ【下消え】
積もった雪の、下の方がとけること。「かきくらしふる白雪の—に消えて物思ふころにもあるかな」〈古今・恋二〉
した‐こが・る【下焦がる】
[動ラ下二]《「した」は心の意》心中ひそかに恋い慕って思い悩む。「あしひきの山田もる庵におく蚊火の—・れつつわが恋ふらくは」〈新古今・恋一〉
した‐みず【下水】
1 物の陰や下を流れる水。「岩間とぢし氷も今朝はとけそめて苔の—道もとむらむ」〈新古今・春上〉 2 漢字の脚の一。「泰」などの「氺」の称。