みしま‐え【三島江】
淀川下流の古称。大阪府高槻市南部から大阪市東淀川区東端あたりまでをいった。
大阪府高槻市南部、淀川沿いの地名。[歌枕]「—の入江のまこも雨ふればいとどしをれてかる人もなし」〈新古今・夏〉
みそ‐ぎ【御衣木】
神仏の像を作るのに用いる木材。「ちはやぶる香椎(かしひ)の宮のあや杉は神の—に立てるなりけり」〈新古今・神祇〉
みそな・う【見そなふ】
[動ハ四]「みそなわす」に同じ。「法(のり)の舟さして行く身ぞもろもろの神も仏も我を—・へ」〈新古今・釈教〉
みそもじあまり‐ひともじ【三十文字余り一文字】
「みそひともじ」に同じ。「すさのをのみことよりぞ—はよみける」〈古今・仮名序〉
みち‐しば【道芝】
1 道ばたに生えている芝草。また、雑草。「問ふ人も嵐吹きそふ秋は来て木の葉にうづむ宿の—」〈新古今・秋下〉 2 道案内をすること。また、そのもの。「その程は宣旨の君ぞ、くはしうは、—にて知り給ひ...
みちゆき‐ぶり【道行き触り/道行き振り】
1 「道行き7」に同じ。 2 旅の日記。紀行。旅行記。 3 途上で行き合うこと。道中ですれちがうこと。「春来れば雁(かり)帰るなり白雲の—にことやつてまし」〈古今・春上〉
みどり‐の‐ほら【緑の洞】
《仙人が住む洞の意から》上皇の御所。霞(かすみ)の洞。仙洞(せんとう)。「—、花香ばしきあした」〈新古今・仮名序〉
みな‐がら【皆がら】
[副]残らず。全部。そっくり。「紫のひともとゆゑに武蔵野の草は—あはれとぞ見る」〈古今・雑上〉
みなせ‐がわ【水無瀬川】
大阪府北東部、三島郡島本町を流れ、淀川に合流する川。[歌枕]「見わたせば山もとかすむ—夕べは秋となに思ひけむ」〈新古今・春上〉
み‐な‐と【港/湊】
《「な」は「の」の意の格助詞。「水(み)の門(と)」の意》 1 海が陸地に入り込んだ地形を利用したり、防波堤を築いたりして、船舶が安全に停泊できるようにした所。港湾。「船が—を出ていく」 2 川...