生(せい)ある者(もの)は必(かなら)ず死(し)あり
《「揚子法言」君子から》生命のあるものは、いつか必ず死ぬことになる。
せい‐が【菁莪】
《「詩経」小雅・菁菁者莪の「菁菁たる莪は材を育するを楽しむ、君子は能(よ)く人材を長育す」から。「菁」はしげるさま、「莪」はアザミの意》人材を育成すること。英才の育成を楽しむこと。また、多くの人...
せっ‐かつ【釈褐】
《身分の卑しい者の着る衣服である褐を脱ぎ捨てて君子の前に出る意から》野にあった人が初めて仕官すること。
ぞうじ‐てんぱい【造次顛沛】
《「論語」里仁の「君子は食を終うる間も仁に違(たが)うこと無し。造次にも必ず是(ここ)に於いてし、顛沛にも必ず是に於いてす」から》とっさの場合とつまずいて倒れる場合。わずかな時間のたとえ。
たん‐こう【淡交】
《「荘子」山木の「君子の交りは淡きこと水の若(ごと)し」から》あっさりした交わり。君子の交際をいう。
ちゅう・する【中する】
[動サ変][文]ちゅう・す[サ変] 1 まんなかに至る。まっさかりになる。「烈日の天に—・するが如き勢」〈露伴・プラクリチ〉 2 かたよっていないさまになる。中庸の道を守る。「これを君子時に—・...
始(はじ)め有(あ)るものは必(かなら)ず終(お)わり有(あ)り
《「揚子法言」君子から》物事には必ず始めと終わりとがある。生あるものは必ず死に、栄えるものはいつか滅びる。
ひか‐こうがい【悲歌慷慨】
[名](スル)《「史記」項羽本紀から》悲しい歌をうたい、いきどおり嘆くこと。「豪傑や君子や聖人が盛んに大言壮語—しておる」〈魯庵・社会百面相〉
ひ‐しゅう【比周】
[名](スル) 1 《「論語」為政の「君子は周して比せず、小人は比して周せず」から》私利によって一部の仲間とつきあうことと、正しい道にそって広く交わりをもつこと。 2 《「春秋左伝」文公一八年か...
独(ひと)りを慎(つつし)む
⇒君子(くんし)は独りを慎む